新人作家の登竜門『坊っちゃん文学賞』に十五枚以下の「ショートショート」新設


【社会ニュース】 愛媛・松山(市長:野志克仁)は、平成二十九年六月三十日まで第十五回『坊っちゃん文学賞』の作品を募集している。今回から原稿用紙十五枚以下の「ショートショート部門」が新たに設けられ、作家の間口を広げた。テーマは青春。大賞は二十万円、佳作が五万円、子規・漱石特別賞が五万円と各一名だ。審査員には、田丸雅智やウェス・じゃん=まーく、神野紗希、水鏡なおが就いた。


今回のポスタヴィジュアルには、「本音つぶやいても炎上しない。」とのコピー。『坊っちゃん文学賞』は、元年の松山市制施行百周年を機に記念事業として創設。新人作家の登竜門として認知度を高めている。同市からは近代俳句・正岡子規らを輩出。小説「坊っちゃん/夏目漱石」「坂の上の雲/司馬遼太郎」の舞台としても知られる、文学性が高いエリアだ。同市は「ことば」文化を支える一つの柱に『坊っちゃん文学賞』を据えている。


他には、原稿用紙八十枚以上で百枚以下の小説部門がある。斬新な作風の青春文学小説を求めており、大賞は二百万円の一名、佳作が五十万円の二名となっている。審査員は椎名誠や早坂暁、中沢新一、高橋源一郎。


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