非地位財のマネジメントとポートフォリオ

【人生考察】 自身の生産性を上げるためには、「非地位財」と「地位財」のマネジメントが必要だ。財と名のつく以上、お金と同じで管理を行う。「非地位財」とは絶対価値、「地位財」とは相対価値のこと。生産性を上げる対象は、お金だけでなく、自身の成長や達成感、向上心なども含まれる。



ポイントは陰陽の考え方である。

不満があるから満足がある。納得いかないから納得いくがある。「非地位財」があるから「地位財」がある。それぞれ逆もいえる。どちらか一方だけでは成り立たない。善と悪も同じだ。善だけの世界に、善は存在しない。悪があるから善が存在する。お金がない者がいれば、お金がある者がいる。


日本は「地位財」を重んじている、ないし「非地位財」が無い又は軽視している。結論的に「非地位財」を高めると、「地位財」は自ずと高まる。何故なら「地位財」を手に入れる源泉は心、精神、健康だからだ。この三つを無視しても、ツマラナイ人生を送るだけだ。例えば、記事『「他人の年収」をスルーできたら富裕層の素質あり/PRESIDENT』はそれを説明している。




絶対価値の管理

 そう、先に焦点を当てるべきは「地位財」の獲得ではなく、「非地位財」の獲得だ。それは自分が良いと思う絶対価値で、それらを集めること。他人にはその価値が分からなくとも良い。他人からの目を気にしてしまったら、「地位財」に変わる。これも面白い性質だ。タワーマンションは、相対価値が高いが本人が快適だと思えば絶対価値。六畳一間の畳の部屋を絶対価値が高いと思っていても、周りの目を気にし始めたら、相対価値化し、絶対価値が下がる。

気の持ちようなのだ。


本人がよければ、良い。それが絶対価値。ただし出来るだけ迷惑を控えなければ、諸問題が起こる。だからマネジメントが必要だ。やはりバランスで考えると、半分程度は「非地位財」を持ちたい。持続可能な面でみてもだ。「地位財」である金融商品などにリスクがあるように、「非地位財」にもリスクがある。よって、リスク管理「ポートフォリオ」を形成する。




<まず自分を知る>

 自身にとっての絶対価値「非地位財」を洗い出し、優先順位や頻度を把握する。次にそれぞれのリスク(金銭的、時間的、道徳的)を算出する。それを表計算ソフトなどに項目と数値を打ち込み、円グラフにして視覚化する。リスクの切り口ごとに円グラフがあると良い。各項目の重みづけは勝手に決める。


ここからPDCAサイクルを適用する。この時点で生産性を気にしてはいけない。「非地位財」の割合(シェア)を現行で続けるか、配分を変えるか、新たに「非地位財」の項目を追加するか。計画し、実行する。最初は一年単位が良いだろう。年明け前なので、ちょうど良いタイミングでは。一年後にチェックし、改善する。この流れだ。そして一年後のチェックの段階で「地位財」をみる。収入や資産、その他の経済的価値が相対的に高い者をみる。


これを数年続けると、どんな「非地位財」が「地位財」の増減に影響を与え、どの「非地位財」が「地位財」に何ら影響を与えないかが見えてくる。この先のマイナス「非地位財」のポートフォリオ(不満などがもつ生産性)もあるが、それはまた別の機会に。幸せは持続した方が良い。だから持続的にこれを行うことをした方が良いだろう。自分はいったい何に満足し、嬉しいと思い、やる気が出るのか。

生きる基礎である。

(了)

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