お金の知識を養う者と放置・放棄した者の差

【人生コラム】 東京新聞が高低所得者増に関する記事を二本『「富の集中」日本も 資産の2割が2%の富裕層に』「日本も格差拡大 欧米型の報酬導入も要因」を報じた。


「お金のIQ」「お金のEQ」という言葉を登録商標にしている作家・実業家の本田健。代表作は「ユダヤ人大富豪の教え」。IQ(知能指数)は知能の高さ、EQ(心の知能指数)は感情に関する能力の高さだ。凝縮(ゆとり)世代はIQが高いがEQは低め、世代が上がるにつれてIQが低くなりEQが高くなる。これは戦後の日本教育の成果であろう。


このIQとWQを本田はお金に当てはめた。本人は「お金のEQ」の方を大事とする。お金に関する知識(四原則;稼ぐ、使う、守る、増やす)を獲得し、お金に関する感情をコントロールする。記事『サラリーマンが「お金持ち」になる5つの道』では、アベノミクスにより国内の富裕層(純金融資産の保有額が一億円以上)は平成二十三年から二十五年の間に二割強も増え、資産額は三割弱も増えたと記す。


「お金のIQ」四原則は記事「人生の幸せは“お金のIQ”と“お金のEQ”のバランスで決まる!」の通り二年以上、変わっていない。当該記事の関連記事にも「連載:子どもに教えたい「お金の知恵」特集」が挙がっている通り、お金に関する知の教育の重要性を説く。それは記事『サラリーマンが「お金持ち」になるために“特別な才能”はいらない』内の親リッチな若本と普通の若者の区切りにも顕れる。



<較差を拡大させているものと打開策>

 さて、本題だ。情報較差は十年以上も前から云われていた。それは埋まるどころか、ビックデータやAI、ロボット、IoT等の様に初期よりも開いた。資産に関しても同じであろう。所得較差や資産較差は年々、開いてきている。前述の記事が証明している。較差とは最大と最小の差のことだ。格差は程度の差だ。


ポイントは情報も所得・資産も知識である点だ。世界最強のコンサルタントであった故ピーター・F・ドラッカーは「ポスト資本主義社会(一九九三)」内で二十一世紀は知識だけが意味ある資源だと断じた。高所得者以上の者は、プレジデントやダイヤモンド、現代ビジネス、ブルームバーグ、ハイム等を読む。中・低所得はその内の幾つか読んでもリピートしない。情報収集量と質に差が出る。これが較差拡大の始まりである。


本田の云う「お金のIQ・EQ」を隣人よりも高めることが最初だ。二十一世紀の意味ある資源、高品質な「知識」の獲得、詰まり情報収集力(断捨離を含む)を養う。そして現実に浸かる。机上の空論にしない為だ。そこでまた新たな発見や気づきを得るであろう。知識の「インフレ スパイラル」が人生で発動する。その途中で知恵というイノベーションの種が生まれる。このイノベーションにより富みが産まれる。


纏めると較差拡大はまだ収束しない。今迄よりも早いスピードで拡大する見込みだ。知を養う意志と他を許容できる心が、ものを言う時代だ。様々なタイプの富裕層との縁を大事にすることだ。


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