自身の悪い面(ダークサイド)を認めよう、日本史を振り返りルーツを知る

【人生コラム】 悩みは行動を抑える。悩んでいると、思い切った行動どころか、ちょっとした行動もできなくなる。人はよく悩み、そして何もしないをよく選択する。先日、記事『「日本人は親切で優しい民族」は本当なの? 「接客をしているとクレーマーがとても多い」という意見/グローバルウェイ』が出た。日本人は優しいのか。間違った認識が悩みをつくり出す。


日本人は優しくなろうとしていて、礼儀を重んじようとしている。和をもって尊しとなす。むやみにケンカ、言い争いを起さない。それは何故か。日本人は戦闘民族だからだ。極論、本来の日本人は野蛮で冷徹で卑怯だ。だからこそ、優しくなろうとして、礼儀を重んじようとする。野蛮なままの自分では嫌だろう。



根拠は何か。日本史という歴史が物語っている。

 まず日本人は民族的に大和民族となる。日本民族とは大和民族と琉球民族(沖縄)を合わせた名となる。日本史は大和民族の歴史である。


世界の民族を見よう。絶対的ではないがルーツとして記す。米英はゲルマン系のアングロサクソン、独仏は原始ゲルマン系、伊はラテン系とゲルマン系、加はゲルマン系(英仏)、露はスラブ系、中東はアラブ系、中華は漢系。G7はゲルマン民族、ラテン民族と大和民族。G8ならスラブ民族が入る。


世界の政治経済は略、ゲルマンが占めているといっても過言ではないだろう。ここに挙げた共通項は戦闘民族である点だ。ポイントは規模。ラテン・スラブ・アラブ・漢は隣国に対し戦争を仕掛けてきたが、ゲルマン・大和は隣国を超えて戦争を仕掛けてきた。第一次大戦は独の中央同盟対英仏露からの構図。第二次大戦は独対英仏からの構図。終盤に日(大和)対米(アングロサクソン)が開戦する。世界大戦はゲルマンが起している。



日本は

 大和に戻れば、邪馬台国・卑弥呼(九州)と大和国(近畿)が対立していた見解も出ている。日本史的には四世紀に成立した大和朝廷をもってスタートする。現皇室の祖だ。七世紀に朝廷の有力豪族・蘇我本宗家を滅ぼした「乙巳の変」、政治的改革「大化の改新」、古代日本最大の内乱「壬申の乱」で皇族同士が全国規模で殺し合った。八世紀の奈良時代には南東朝鮮の新羅を格下とみなし、南九州・関東・東北地方を大和朝廷へ吸収していった。


藤原家が謳歌した平安末期の十二世紀には皇族同士の政変「保元の乱」が起こり、これを転機に双方の主力であった源氏・平氏が軍事力をもって中央政界に台頭し、朝廷以外として初の平清盛(戊戌)による「平氏政権」が誕生する。だが直ぐに源平合戦(平氏対皇族・源氏)が起こり、平氏滅亡。戦火は関東から瀬戸内まで及んだ。そして鎌倉幕府が成立。


十四世紀に皇族が足利と源の力を借り、倒幕。鎌倉幕府の中核にいた北条氏を滅亡させた。政権は一度、皇族に戻るが武家政権「室町幕府」に移行。南北朝時代に入り、天皇が二人いる状態へ。戦火は九州にまで及び、武力により北朝の勝利。戦国時代が訪れ十六世紀に織田信長(甲午)が倒幕。安土桃山時代が始まり、豊臣秀吉(丁酉)の天下統一後に朝鮮出兵する。畿内の豊臣政権内で秀吉の死後、徳川家康(癸卯)対石田光成(庚申)から始まった「関ヶ原の戦い」を経て、十七世紀に江戸幕府。



さあ、近代へ

 倒幕を行う薩長の内、薩摩藩(鹿児島県)は十七世紀に琉球民族を服属。長州藩(山口県)は十九世紀に英仏蘭米と「下関戦争」をした。後に薩長はクーデタを起し、大政奉還。明治へ移る。クーデタ時には「ええじゃないか騒動」が各地で起こり、江戸幕府対倒幕派の大規模な戦争が起こっていない。しかし十九世紀に王政復古の明治政府が樹立した直ぐ後に、新政府対旧幕府の「戊辰戦争」が起こる。


大日本帝国憲法が制定され司法・立法・行政が備わった。江戸から明治に変わって十五年で挑戦を巡り当時アジア最強と目された満州民族・大清(現在の中国ではない)と「日清戦争」。大清から朝鮮国を独立させ、台湾を獲得した。


十九世紀、明治に変わって三十七年で当時、世界一の太平洋艦隊を擁していたスラブ民族・ロシアと「日露戦争」。樺太南部、満州南部、「日清戦争」後にできた大韓帝国への指導権を獲得(後に日韓併合で消滅)した。


大正時代に第一次大戦が起き、大日本帝国は戦争に必要な物資を含む軽工業・重工業・化学工業が発展、近代化。大正バブルが発生した。


昭和時代には世界大恐慌が直撃。漢民族・中華民国(現台湾、中国国民党サイド、現中国ではない)との「日中戦争(支那事変)」が起こる。これは山東省(ドイツ帝国の権益)に関し、大日本帝国が第一次大戦後に継承される予定であったが中華民国が反発してヴェルサイユ条約の調印を拒否した事に端を発す。そして第二次大戦となり、対英米国蘭中との「大東亜戦争(太平洋戦争)」に突入し降伏し、日本国へ改名。その後に漢民族・中華人民共和国(現中国、中国共産党)が樹立。現中国とは戦争を起していない。



X染色体はDNAをずっと残す

 日本史をざっとみた。戻ろう。この歴史をみて大和民族、日本人はもともと平和主義となるだろうか。いつでも最後は武力である。DNAは変わらない。特にY染色体に刻まれた情報はX染色体と異なり何代にも遺伝する。


ならば、戦闘民族であると認めた上で優しくなろうとして、礼儀を重んじようとして、和をもって尊しとなした方がスッキリしないだろうか。どんなに冷酷で性格が悪く、残虐であったとしても、思想の範囲でならば問題ない。そういった自身を認める事で悩みも減っていく。決して実行に移してはいけない。だが自身の悪い面を認めても良いのだ。


建国以来、先人たちはずっと殺し合いをしたきたのだから。


記事:金剛正臣

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