ラグビー日本代表が教えた日本人的な勝てる特性

【人生考察】 第八回W杯 イングランド大会でラグビー界の歴史を残した日本代表。W杯では二十四年振りに勝利を「対南ア戦」でもぎ取り、続く「対スコットランド戦」で敗北。「対サモア戦」と「対米国戦」では勝利し、一次リーグで三勝した。だが得失点差で予選落ちとなり十月十三日に帰国した。日本代表は今までの二十八年間(七大会)で一勝しかしてなかった。今回は三勝一敗。体格勝負のスポーツで明らかに劣勢の日本。勝因は何か。

ヘッドコーチはエディー・ジョーンズ。彼の采配が大きい。ジョーンズは“JAPAN WAY(日本流)”を提唱していた。日本人の特性である俊敏性や勤勉性を活かしたラグビーのコトだ。外国人選手も十名いたが、その特性は一貫されチームは纏まった。



<早さ・真面目さ・忍耐強さ>

 結局のところ、大型のグローバル戦となれば日本人の特性である早さ・真面目さ・忍耐強さがモノを云う。明治維新から戦争と法で一等国となり、バブルを創り出し、世界に張ってきた。ハッキリとすれば、早さ・真面目さ・忍耐強さならグローバル戦で勝てるのだ。ジョーンズは、最も重要である精神に“文化”という言葉で日本人に触れている。ラグビー専門WEBマガジン「RUGBY JAPAN 365」の二年前の記事に、彼は否定的な文化を肯定的な文化に変えるコトを指し示している。


 | 日本にはCan't do(…できない)というカルチャーがあります・・・私たちはこうしたCan't do(…できない)のカルチャーをCan do(…できる)に変えていかなければなりません


否定するコトも日本流だが、ジョーンズはそこの部分をピンポイントで変え自身等の特性を肯定的に使えるチームに仕上げた。否定していては、何事も成し遂げられない。



<即、次へ>

 帰国後の会見で日本代表のGEの岩渕健輔は世界八位以内が目標だったコトを伝え、謝った。この歴史的結果は、ハードな努力と信頼感が為したモノであるが、「これまでは過去のコト。」と即バッサリと切り捨て気を引き締めて、もう一段階、上を目指すと述べた。結果として世界九位。開催国イングランドよりも上位。英紙「ガーディアン」は十二日付けで「ラグビーは体格が大きい者同士の戦いになる中で、日本代表の勢いと技術は『今大会の最大の遺産』である。」と評した。


次のW杯は平成三十一年にアジア初となる日本で開催される。渦中の新国立競技場での開催は見送りが決定している。スポーツは様々なコトを気づかせてくれる。ラグビーの日本代表は特性を伸ばせば、世界で通用するコトを教えた。逆をみれば、「遅く・不真面目で・すぐ逃げる」。こんな日本人が増えていれば、どうしたって勝てる訳がない。日本人は誠実さが美徳で他国に対しモノを云う。

(了)

0コメント

  • 1000 / 1000