『原発ゼロ基本法案』の国会審議入りとスピード否決防止を訴える

【政治報道】 平成三十年六月八日に国会内にて、原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連、会長:吉原毅)と菅直人(丙戌、写真上)元・首相等の野党は緊急集会『原発ゼロ基本法案』を開催した。


同連盟の顧問には小泉純一郎(壬午)元・首相と細川護煕(戊寅)元・首相が並ぶ。野党は立憲民主党(代表:枝野幸男)、日本共産党(委員長:志位和夫)と社会民主党(党首:又市征治)の三月に衆議院(議長:大島理森)へ提出した本法案の議案提出者。



<現状認識と国会の在るべき姿>

 緊急集会の主旨は本法案が付託された経産委員会で吊るされたままである点。立憲・逢坂誠二(己亥、写真上)衆議は冒頭に「一日も早く国会で審議をして貰いたい。核燃料サイクルは全くサイクルになっておりません。私達が目指さなければならないのは、本当の意味で持続可能性のあるエネルギを手にする事。」と強く訴えた。報道現在では与党は審議に応じる姿勢で、七日に国民民主党(代表:大塚耕平、玉木雄一郎)が賛同、日本維新の会(代表:松井一郎)も賛同の見通しである旨を伝えた。


だが公明・稲津久(戊戌)衆議が委員長を務める経産委員会で与党との審議が始まっても、手早く終わらせて本法律案が否決される恐れがある点にも警鐘を鳴らした。共産党は直近の小泉元・首相の諸活動を支持し、原発関係者の国会への参考人質疑を求めた。社会民主党は政府の五輪開催に向けた原発対策を怠っている、と非難した。


菅元・首相は「吊るしを下ろす事ができる。」と意気込む。党議拘束に触れ、脳死の事例を挙げて「党議拘束を外して各国会議員が一人ひとりの意思を。」と記名投票の採決を求め、どの議員が賛否をしたのかを明確にして有権者に指し示すべきとの考えを話した。


原自連・吉原会長(乙未、写真上)は「一人ひとりの良心。」を掲げて経済性等も含めて「原発ゼロもって日本を正しい未知へ切り拓いていく。そういう事を国会の場で議論して頂いて、私達国民が国会は本当に素晴らしい事なんだ、こういう事を議論するのが国会なんだ。」と国会の在るべき姿を欲した。

集会では出席者に経産委員会の理事等の国会議員への直談判を求めた。


撮影記事:金剛正臣

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