日本一の富豪が語る人生のピーク年齢と中年の時期

【人生ニュース解説】 平成二十八年一月二十四日に東洋経済オンライン/東洋経済新報社は記事『柳井正氏、早大生に「人生のピーク論」を語る(画像引用)』を配信した。十九日にファーストリテイリング(9983.T1)の柳井正 会長は、母校の早稲田大学で学生ら三百人と勉強会を行い、人生のピークが二十五歳である事実を告げた。


どんな仕事でもスキルをつけるには、毎日寝る暇を惜しんでも10年ぐらいはかかる。それでも、一番早くスキルがつく方法は自分で事業をすることだ。わからないことがあれば、事業をやっている人に聞いたらいい。ただ、スキルだけつけても、少しだけ儲かって一瞬で終わるだろう。世の中に対して何がいいことかを考えることが重要だ


柳井会長は、報道現在で日本において最も純資産を有す富豪で、二.四兆円が残高となる。個人としては、最もビジネスで成功した経営者となるので、先の学生へ向けた発言は大きいし、事実と見做せるだろう。当該記事では、満足感(安定・安全・安心)は不必要で、変化への追及を薦め、トップ足る者は誰よりも高い目標を掲げる重要性を説いた。



<危機ある中年を知る>

 一方、ダイヤモンドオンライン/ダイヤモンド社は、記事『40代以降でなかなか再就職できない人の特徴』を二十七日に配信した。当該記事では、四十歳代のビジネスマンの問題点を指摘している。厚労省の「若者」の定義である三十五歳未満を前提に、四十歳代は経験と実力が重視されると綴る。管理職としての経験の重要性と身だしなみにも触れる。末尾には中年フリータの増加の危機を伝えた。


いわゆる「CAN」「MUST」の視点で求める基準に達している必要がありますが、どうもそうではない人が少なくありません


前記事は若者(三十五歳未満)に対して、後記事は中年(四十歳代)に対して発信をしている。未来の決まっていない者とある程度で未来が決まっている者の差を知るべきであろう。柳井会長は二十五歳をピークと捉える。では、二十五歳から三十五歳までに何を行えば、柳井会長の様に成功し、後記事の様な中年フリータ候補に陥らないのであろうか。



<自身の価値観を全て捨てよ>

 二十五歳前後となれば、社会を知った気になってしまう。二十二歳に大学を卒業したのであれば、たかが三年程度の社会人経験で経済大国第三位の日本社会を分かるワケがないのである。安倍総理も柳井会長も、“挑戦”を挙げる。それを三十五歳まで続けられるかどうかが、問題であろう。しかも柳井会長は、高い目標設定を付加する。常に他人よりも高い目標設定だ。よって、若者の自身の価値観内で“挑戦”するコトは可能であっても、他人よりも高い目標設定は不可能だ。何故ならば、他人は自身の価値観内にいない。


故に、他人の話しを大いに聞く。前記事でも触れている。自身の価値観なぞ、一銭にもならない。そういった心の姿勢が学びを強くする。他人の話しを大いに吸収し、彼等に負けない目標設定を掲げ、実現するタメの計画を立て、実行という“挑戦”をし、目標が一定時期に達成したかを見直す。これを「三十五歳まで続けよ!」というコトだ。そして管理職を必ず経験するべきだろう。人生は学校の卒業後から三十五歳まで(二十年未満)で、後の四十年が決まる。ピークの二十五歳前後は、人生最大の見せ場であろう。

(了)

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