ビジネスマンとして何十年も持続させる運動の科学

【ビジネス論説】 世界最強の経営コンサルタントであったP・F・ドラッカーは、著書「ネクスト・ソサイエティ(二〇〇二)/ダイヤモンド社」等で知識が資本となる社会が到来するコトを指摘した。ビジネスの環境は大きく変わり、ブルーカラーからホワイトカラーが主体となり、クリエイターが活躍する現代。労働の年数は圧倒的に増え、知識だけでなく知恵と健康がビジネスの根幹になりつつある。


平成二十八年二月十六日に米CNNは、記事「脳の萎縮予防、中年期の運動が決め手に 米調査」を配信し、運動能力と脳の委縮の相関関係の研究結果を報じた。運動量が増加すれば、筋力も増加し、脳の力も上昇する。筋トレと脳の科学を示している。知識を培い、知恵を養うには脳の力は欠かせない。運動によりリスクを回避できる。これは健康を損なった場合のビジネス的、金銭的リスクも同様に捉えるコトができるだろう。健康較差だ。




<最大のリスクは「思考停止」>

 十九日に記事『脳に良いのは「軽い運動」と「激しい運動」のどちらか?/OSA』が配信され、運動の種類(ランニング・ウェイト・高強度インターバル)による脳内ニューロンの発達を比較した結果、持続系の運動が効果的であるコトを伝えた。先のニュースと合わせれば、脳の大きさ(ハード面)は筋トレ等で維持・伸長でき、脳の質(ソフト面)はランニング系で飛躍させるコトが大雑把に云えるのではないだろうか。


考える力は非常に重要で、ビジネスマンはこれを鍛える必要性がある。さもなくば、考えるコトができない人間になってしまいかねない。これを「思考停止」という。所得の低い者は「思考停止」に陥っているコトが多い。考えるコトができないのだ。依って、ビジネスマンは考えるコトができる状態を維持・向上させる必要性がある。それには運動が効果的なのであろう。そして、運動を止めたモノは先のニュースの様に認知症に陥り易く、稼ぐコトに対し「思考停止」する。

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