モデル・西内ひろ、六十年代で止まったキューバを納めた二人の女性の写真集

【芸能ニュース】 平成二十八年八月四日、東京・二子玉川にて写真集『#Passport Book in Cuba/イトーカンパニーグループ』の出版記念記者会見が行われ、「ミス・ユニバース・ジャパン二〇一四」で準グランプリを受賞したモデルの西内ひろ(己巳)とフォトグラファの大島央照(丁巳)が登壇した。同写真集は昨年に米国との国交が回復したキューバで「六十年代で止まったままのキューバを、目に焼き付けておきたい」という想いの下で旅してゆく西内と、大島が撮ったドキュメント写真集。


今まで二十七ヵ国をライフワークとして旅を行ってきた西内。その経験を生かし書籍「準グランプリ/宝島社」を発売して以降、ただ旅をするだけではなく、その土地の文化等を続けて伝えていく仕事をして行きたい、と想い始めた。その想いが募った頃に大島と偶然の再会をし、同作の制作に至った。一方の大島も、二度の写真集制作の実現が出来ず悔やんでいた頃に西内との再会で制作に至った。




<CFで資金調達>

 初めはスポンサも募ったが、「自分たちが本当に創りたい物を、創りたい」という想いから、クラウド ファウンディング(CF)を採用。出版社を通さず、自作で制作・出版を行った。当初の予算の予定は百五十万円であったが、予定を大きく上回る二百三十万円が集まり、キューバでの撮影に及んだ。


キューバでの撮影は十日間。その道中では様々なエピソードがあった。西内は「タクシでの文化の違いに驚いた。一日のレンタルで三万円を支払ったが、その額はキューバの年収とほぼ同じで、とても親切にして頂いた。」と、文化の違いが印象的だったと話す。また大島は「ホテルがミスで取れていない日があった。日本だとすぐに探せるが、wifi環境が整っていないキューバでは、ホテル探しの旅をしながら撮影をした日もあった。」と、容易な撮影ではなかったそうだが、「そういったハプニングも楽しみながら撮影に挑んだ。」と話した。



アマゾンで購入可

 見所は「六十年代の止まった風景」。旧市街や、見た事のない場所を探し続けながら撮影を行った。お薦めの一枚は、ある街での一小間で「たまたま歩いていると、一人の女の子がこちらを見てきて、思わず駆け寄った時の写真。たまたま目の前にニワトリがいて、後ろにはピザを食べている地元の少女。そんなナチュラルな決めてない写真がお気に入りです。」と二人は言う。その他にも女性を見つめる犬の写真や、壊れた公衆電話等よく見るとストーリが隠れている写真がお気に入りだそう。


「企画・構成・編集まで、全て決めた愛情の詰まった作品。」と述べた西内。同写真集は、二子玉川 蔦屋家電を始め渋谷TSUTAYA、京都岡崎蔦屋書店、TSUTAYA福岡天神店で販売され、アマゾンでも購入可能だ。更に渋谷TSUTAYAを除く上記三店舗ではトークイベントも行う。


 『♯Passport Book in Cuba/イト―カンパニーグループ』出版記念記者会見



記者:原田眞吾×撮影:岡本早百合

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