紙媒体の重要性、まだまだWeb媒体を主体にしてはならない

【社会考察】 ハイムも同じWeb媒体が力を有している。然しながら構造的な問題をWeb媒体は攻略してない。それはニュースのレイアウトによる俯瞰と重要度の一目さだ。Web媒体はシステム上、均一的に成り易い。「スマートニュース」等のアグリケーション媒体も同じだ。「アンテナ」等をキュレーション媒体と表現する事は誤りである。アグリケーションは集めるに留まるが、キュレーションは集めたそのものに文脈的な意味、新たな視点を有する。


Web媒体は基本的に英字新聞を土台にしてる為、レイアウトが日本の新聞と比べて単調だ。補完的な情報や深堀りしたニッチな情報を得るには、Web媒体は優れている。検索エンジンもあるので、アーカイブスを探すのも可能だ。一方の紙媒体の雄、新聞は昨日までに起きたニュース、考察関係を含めて超短時間で見流す事ができる。このWeb媒体との差は紙幅の大きさと、めくるというアナログな動きで生まれる。



<本来のニュースの価値>

 ジャーナリスト・津田大介も、情報収集の割合を「ネット:紙:人=三:三:四」であると、公明党の取材で話した。津田は人を重要視する。他の紙媒体は週刊系のビジネス四誌だろう。毎号に特集があり、そのネタを軸に誌面が構成されている。ポイントは新聞でも週刊誌でも、「誰かが纏めた」という点だ。その纏めには意図がある(編集長)。纏める事によって大きな意味、流れが見えてくる。これが本来のニュースの価値だ。否、「誰かの価値観」だ。有名ブロガは所謂、記者で、その記者が好きでファンになりTwやブログをフォローする。その記者の複合体、校正等を経たのが紙媒体だ。


小間切れのニュースを得るにはニュースアプリだが、人間に人生に深みを与えてくれるのは紙媒体である。そして様々な情報を得た色んな人と価値観や情報をぶつけ合う事によって、知識・知恵のブレイクスルーが起きる。ハイムは高所得者・新富裕層向けの報道媒体だ。個人事業主やエンジェルを対象に意識して編集している。然しハイムは彼らの情報の土台ではない。新聞や週刊誌等の紙媒体を重要視し、それらの補完ないし彼らのリラックス、生産性向上、イノベーションを探る。

(了)

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