元気会が新宿アルタ前で開かれた党大会

 元気会は、平成二十七年三月十七日にアルタ前(東京・新宿)で初の党大会を行った。通常の党大会はホテル等で行うモノであるが、躍進を目指す同党は野外で党大会をを行うコトで知名度の上昇を図った。最高顧問を務めるアントニオ猪木 参議院議員の握手の列は長蛇となった。


 第十八回『統一地方選挙』で躍進を図る元気会は、初の党大会で、アプリを発表した。その名も「VoteJapan」。日本に投票するという意味だ。このアプリの目的は、同党が掲げる直接民主型という政治の仕組みを取り入れた「割合投票」を実現するものだ。分かり易く言えば、国会議員が勝手に法案等に賛否を決めるのではなく、予め重大な法案等に関して、ユーザから賛否を募り、その割合を同党の国会議員で賛否を反映させる、というコト。選挙だけでなく、国会中も参加できる点が日本初だ。


 記念すべき最初の議題は、【党名を変更するか否か】。公式サイトに因れば、党名を変更すべきという主な意見は、「国民の声を聴く党なのに、党名は国会議員のみで決めている」「会いう名前が政党にはそぐわない」「党名が長く、覚えづらい」と。党名をそのままがいいという主な意見は、「現状で、名前として良い党名である」「既に国会内や国民の間でも定着を見ている」「一度決定したことをすぐ覆すのは良くない」と賛否両論だ。こちらの投票はテスト段階で三月末に締め切る。


経営者で政治家を揃える

 アプリによる簡易な方法で投票できる点は、現代ならでの発想の元気会。考え方の柔軟性は、代表である松田公太の賜物。松田は、タリーズジャパンの創業者であった。上場企業の経営を活かし、党員も企業経営者を多く揃え始めている。統一地方選向けの政策としては、経済系政党らしく「地域経済を元気に」と第二項に掲げる。内容は、地域に新しい価値観を生み出す経営者やベンチャー発掘のサポートとある。対象は、独立・ベンチャー・シニア・スピンオフ・地産地消ベンチャーの五種。


 注目の候補者は、二〇代から四〇代迄で十三名(三月二十二日現在)。内、二〇代は二名。会社役員の伊藤陽平(東京都新宿区)と前中学高校教師の小泉 しんじ(東京都板橋区)。女性候補では、筆談ホステスの斉藤りえ(東京都北区)と元アイドルで会社代取の橋本じゅり(東京都港区)だ。カッコ内が選挙区。経営者としての視点を国会に持ち込み、中小企業の経営者にとって優れた施策と実現力が元気会に問われる。先ずは実現可能性の高い地方自治から攻める。

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