特別招待作の映画『いきなり先生』、朝原監督「言葉の壁は関係ない。」|TIFF2016

【芸能ニュース】 TIFF二〇一六/ユニジャパンにて特別招待作品として出品された、映画『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした/松竹(9601.T1)』の舞台挨拶が平成二十八年十月二十五日に行われた。W主演を務めたスーパージュニアのメンバのイェソン(甲子)と佐々木希(戊辰)、そして朝原雄三(甲辰)監督が登壇した。本作は仕事も家も失くした韓国人・ヨンウンとクビ寸前のシングルマザー・さくらが、ひょんなことから韓国語の課外授業の先生と生徒になり期間限定のコンビでピンチを乗り越えるというラブコメディ作品。


イェソンは大勢駆けつけたファンに「お元気ですか?僕はイェソンです。今日、監督と佐々木希さんと一緒に舞台に立つ事ができて、とても嬉しいです!」と日本語で挨拶をした。続けて「東京国際映画祭に参加する事ができて、夜も眠れない位嬉しくて、本当に幸せな一日を過ごしています。この作品を沢山愛して下さい。」とファンにアピール。




<日本の大学へ飛び込み先生>

 一方、TIFFには二度目の参加となる佐々木は「早速、皆さんに(映画の)感想をお聞きしたい。この映画をやるにあたり、韓国語をうまく話せないと、この作品の成功は無いと思いながら、さくらの様に必死になって勉強しました。」と挨拶をした。当日はこの日の為に用意したベルベットのシースルーロングドレスで、大胆な肌見せに挑戦した。イェソンは「凄いですね!ドキドキします!」と興奮した様子であった。


本作で主題歌も務めたイェソンは、プロモーションの一環として、実際にいきなり韓国語の先生になり日本の大学で授業をした。「僕にとって新しい経験になった。学校に行くというのも久々で、童心に戻った気持ちになった。」と話した。また本作のTIFFでの上映について「日本の文化や沖縄の素晴らしさを世界中の皆さんに知って頂ければと思う。沖縄の綺麗な海や観光名所も出てきますので、この映画を観て日本に来る際の参考にして頂きたい。」と、海外の人にも観て欲しいとコメントした。



冬のソナタ風は駄目!

 朝原監督は当初プロデューサから、この作品をやらないかと言われた際に「冬のソナタみたいな韓流ドラマですね?と言ったら、『そんなことは期待していません!壁ドンもいりません!いつもの朝原さんでやってください』と言われ、私らしくやったら、こういう映画になった。」と制作秘話を明かした。言語の違う男女の恋愛模様を描く上では、「一言の韓国語も英語も出来ない私が監督やって良かったのか、と思うがイェソン君のファンに間近で接する機会があると、言葉は関係なく、文化的な交流が人間にとって大事なんだなと思った。」と言葉の壁は関係ないと語った。


舞台挨拶終了後は三名がTIFFのレッドカーペットにも赴いた。多くの歓声の中でイェソン、佐々木の両名はファンの握手やサインに応じながら、華々しいレッドカーペットを飾った。尚、本作は十一月三日より全国ロードショー開始となる。


=あらすじ=

人生最大の危機は、いきなりやって来た! 恋人にフラれて家を追い出され、沖縄出張中に会社がツブれたヨンウン。そして韓国語ができるという嘘がバレたら、せっかく仮採用された旅行会社をクビになる、シングルマザーのさくら。

そんな二人が、さくらが通い始めた外国語学校で出会う。仕事も家もなくしたヨンウンが、契約金を持って逃げた講師の代わりに先生をすることになったのだ。 大きな取引が掛かった韓国の旅行会社のVIPが来日することになり、焦ったさくらはヨンウンに個人レッスンを頼む。幼い息子のために一生懸命なさくらに心を動かされ、何かと応援するうちに、毎日が生き生きと輝いていくヨンウン。さくらもそんなヨンウンに心を許していく。

だが、VIPの来日が急遽早まり、絶体絶命になった二人は、校長たちの協力のもと、とんでもない作戦を実行する。様々なアクシデントで事態は思わぬほうに転ぶが、気が付けば二人の距離はぐっと近くに。しかし、互いの秘めた事情から、さらに大きなハプニングが二人を襲う──。


映画:いきなり先生になったボクが彼女に恋をした

公開情報:11月3日(木・祝)全国ロードショー

配給:松竹メディア事業部

©2016「いきなり先生」制作委員会


映画『いきなり先生になったボクが彼女に恋をした/松竹㈱』舞台挨拶


撮影記者:原田眞吾

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