『アジアで最も影響力のあるデザイナ』に選ばれたZIN KATOの2017SSコレクション

【高級ファッション ニュース】 ファッションデザイナ・加藤徹によるブランド『ZIN KATO/人』の新作コレクションが平成二十八年十月二十一日に東京・渋谷にて、「アマゾンファッションウィーク東京二〇一七 春夏コレクション」内で発表された。


今季のテーマは「Eternal Retern(永劫回帰)」。加藤はファッションを学び始め、五十年の月日が経った。この節目に自身がブランドを立ち上げた七十年代のムーブメントであり、自身も刺激を受けた二十から三十年代のファッションを意識したコレクションを披露した。


ファーストルックでは裾が大きく広がりながら揺れるブルーのシフォンドレスで、エレガントな表情を魅せた。フローラル柄のドレスやパンツルックで柔らかさの中にある女性の持つ優雅さを表した。BGMの曲調が変わると、続いてはモノトーンでレースを使ったルックが登場。透け感は大胆にも見えるが、エレガントさはしっかり残し、そこにストライプやドット柄で加藤の持つファッションの幅を見せつけた。首元には多くのモデルがチョーカーをつけ、正しくムーブメントが回ってきている様を感じるランウェイとなった。




マレーシア・クアラルンプールで開催された「メルセデスベンツ アジアファッションウィーク」でその年のアジアで最も影響力のあるデザイナとされる『Asia’s Most Influential Designer Of The Year』いうタイトルのグランプリを受賞した加藤。グランプリ受賞について、何も聞かされてなく「びっくりで驚愕したが、有り難く賞を頂戴した。」と当時の心境を語った。




ファッションは理屈では無いと断じる加藤は、様々な事に関心を持つ事が大切と述べた。ファッション雑誌は見ないが、ワールドニュースは欠かさず見る。全世界が今、どの様な方向かという広い世界観が掴めると語り、これからも「自分の中に何かがあると信じて、自分の中にあるものをアウトプットする。」と力強く物作りを行っていくと鼻息を荒く下。


『ZIN KATO/㈱人』2017S/Sコレクション


記者:原田眞吾×撮影:岡本早百合

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