bizlinTVに『Military(軍事)』新設、岸田元外相の『三つの覚悟』

【軍事報道】 報道府(代表:金剛正臣)のYT「bizlinTV」は、令和三年四月五日から新たな再生リスト『Military(軍事)』を作成した。日本の自衛隊や米軍の情報をシェアし、現状の安保状態を報じていく。併せて「FPhime」にも『軍事』を追加する。


台湾有事」は「日本有事」に等しい。


中華人民共和国(国家主席:習近平)の人民解放軍(軍事委員会主席:同)が台湾(中華民国、総統:蔡英文)への軍事進攻を仕掛ける事を台湾有事と言う。台湾のすぐ東には尖閣諸島と沖縄がある。台湾のすぐ南にはフィリピンがある。台湾を中国が押さえる事は、日本やフィリピンにとって大いなる危機となる。


先月末に中国は香港の選挙制度を変える旨を決定。新設「資格審査委員会」を以て、香港の政治を完全な管理下に入れる。自由陣営の米英は非難した。同委では立候補者の中国に対する忠誠心をチェック。反体制派は排除する。「立法会議員 選挙」は十二月、「行政長官 選挙」は四年三月。来年に香港は変わる。


その中国が次に狙っているのが、台湾だ。香港に同じく共産陣営にしたい。実現すれば、太平洋へ自由に出る事が可能になり、米海軍に対抗できる。


<日本の国防力強化を求める岸田総裁候補>

 四月二日に自民・岸田文雄(丁酉)総裁候補は『三つの覚悟』を公表。「大国『中国』の国際的影響力が増大する一方、『米国』一国では十分対応できない現実の中で、今後数年は、新たな世界秩序の在り方が問われる重要な期間である。」と警戒。米中対立の最大のホットスポットは「台湾海峡」「東シナ海」と警告した。


  1. 民主主義へのコミットメント~人類の基本的価値を守る覚悟~
  2. アジアと日本の安定へのコミットメント~自国を守る覚悟~
  3. 人類へのコミットメント~国際社会を主導する覚悟~


一では、日米同盟の発展・深化と民主主義同盟のネットワーク化や民主主義防衛のホットスポットへの関与等を挙げた。前者では、日米豪印(クアッド)と同志国との外務・防衛閣僚の協議等。後者では台湾海峡の安全や香港の民主主義等を挙げた。


二では、国防能力の向上と外交戦略の更新を挙げた。前者では、権限強化した海上保安庁と自衛隊との連携強化。後者では、諜報同盟「ファイブ アイズ(米英豪加ニュージーランド)」への参加等を挙げた。


三では、科学技術外交の推進、核兵器の無い世界を目指す不退転の決意と信頼ある自由なデータ流通(DFFT)の推進を挙げた。


「Member of  the House of Representatives」は衆院議員の意。


撮影:岡本早百合

画像:YouTube、岸田文雄

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