【政治報道】 令和三年六月二十五日に『都議選二〇二一』が告示される。後二十日余り。投開票は七月四日。
今回の選挙は、コロナ禍における小池百合子(壬辰)都政への審判。これまでの都知事は、自身がつくった都議会の第一会派・都F(代表:荒木千陽)と連携し、都政を経営してきた。コロナ対策では子ども・若者・若手を悪者に仕立て上げきた。都の最大勢力である若者・若手が主権者として百合子都政へジャッジできる機会。
都の国政政党が若者・若手を代弁してくれるか、否か。それは立候補予定者を見ると分かる。若者・若手を代弁しようとする国政政党は、若者・若手を立候補させる。人材を育てている。その観点から報じていく。
<中堅・シニア男性が殆ど>
報道現在で東京公明の予定者数は二十三人。内、四十四歳までの若者・若手は二人。八.七㌫となった。殆どが中堅・シニア。最年少は四十一歳の古城将夫(庚申)都議。氷河期世代。若者は皆無。全体の内、女性は三人。十三.〇㌫と女性はかなり少ない。東京公明は若者・若手と女性を大切にしているとは言い難い。
発表済みの「政策目標」では、「東京の未来を開く!全世代の安全・安心を目指す」として八つのチャレンジを掲げた。
- 第二子の保育料無償化;二歳までの保育料は公明の推進で第二子半額、第三子無償化を実現(令和元年)。今後は第二子も無償化。
- 高校三年生までの医療費無償化;子ども医療費の助成について全国屈指の水準を目指し、都内全ての区市町村で高校三年生まで無償に(所得制限アリ)。
- 肺炎球菌ワクチン無償化;高齢者の肺炎を予防する肺炎球菌ワクチン。公明が接種費用への二千五百助成を実現。無償化を目指す。
- がん治療に重粒子線;副作用が少ない「重粒子線治療」を都内で初めて都立病院に導入し、働きながらの、がん治療を支援。
- 駅ホームドアの整備;利用者十万人以下で視覚障がい者の利用が多い駅へ、ホームドアを優先的に整備。
- 高速道路上の料金所撤廃;渋滞の要因と指摘されている都内の高速道路上の料金所七ヶ所(永福、三鷹、錦糸町等)を順次撤廃。
- 保護付き動物愛護センタ;動物保護のシェルタ(避難所)を併設した「東京都動物愛護センタ」を新たに設置。
- 豪雨に備える地下調節池;環状七号線の地下に豪雨に備え、国内最大級の地下調節池を設置する。都内九ヶ所に調節池等を新設。
★実績★
- 「議員報酬」二割カットを継続;平成二十九年度から
- 「政務活動費」;月額十万円を減額
- 上記を四年間継続し、約二十七億円の経費削減
- 家計と地域を助ける「生活応援商品券」事業を実現;予算規模百三十億円(新規)
- 子ども一人十万円分の「出産応援事業」を創設;同百二十六億円(同)
- 医療従事者の「特殊勤務手当」を増額;一日当たり三千円から五千円に。同五十億円(同)
- 肺炎球菌ワクチン接種で高齢者の自己負担を軽減;同四億円(同)
- 五千人分の雇用創出と正社員化を支援;正社員として採用し、育成計画を作成して六ヶ月以上雇用した企業に助成金を支給。同五十億円(拡充)
- 都認可外の「通信制高校」の授業料実質無償化を実現;同六億円(新規)
- 都立高校での一人一台端末整備;同百三十二億円(拡充)
- 高齢者等のスマホ活用支援を推進;同二億円(新規)
- 行政手続きのオンライン化を加速;同二十六億円(拡充)、〇.五億円(新規)
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