新東京~2020年に向けた実行プラン~を都が策定

【社会ニュース】 小池百合子(壬辰)都知事は本年最後の定例記者会見となった平成二十八年十二月二十二日に、中期計画『都民ファーストでつくる「新しい東京」~二〇二〇年に向けた実行プラン~(以下、「新東京プラン」)』を策定し公表した。来年からの四ヶ年計画で、事業費は五.六兆円。来年度の支出総計の、実に八割にあたる事業費となる。税金を納める都民は、これ程の大事業の内容を知っておくべきだ。新東京プランにおいて、現九十四.九兆円の都GDPを四年後に百二十兆円と、三割も増大させる積りだ。これは国を上回る四㌫成長で、迚も野心的だ。


「このプランで御座いますけれども、都民ファーストの都政の具体的な道筋と致しまして、『未来への航路』とさせて頂きます。」と都知事は述べ、新東京プランの特徴である3Fを伝えた。一つ目のFが、選挙公約の都民FIRSTによる三シティ(セーフ、ダイバー、スマート)。二つ目のFが、東京の成長戦略「FIRST戦略」。これは四つの挑戦と五つの戦略に大別している。前者は都内GDP百二十兆円、インバウンド二千五百万人、生活満足度七割、世界都市ランク首位。後者はビジネス的に重要な部分だ。


  1. Finance:国際金融都市・東京の実現
  2. Innovation:新技術と発想で、革新を生み出す東京
  3. Rise:強みを伸ばし、躍動する東京
  4. Success:誰もが活躍できる都市・東京
  5. Technology:最先端技術で成長を加速化


そして三つ目のFが、東京のFUTURE。東京五輪の先を見越す。テレワークを増やし、通勤ラッシュを無くし、管理職・役員の半数が女性で、中小企業の技術による宇宙旅行の実現させる。更に渋滞と交通事故を無くし、五輪遺産を活かし、電柱を無くし、ゴミも無くす。



小池都政という舟

 政策目標は従来の三百六十から五百項目近くにまで拡大した。働き方改革宣言企業数も四年間で、四千企業を目論む。「都の支援で、『自分で会社つくっちゃうわよ』という方々、年に五百人増やしていくと。その為に必要なシンポジウム等をやっていくという事で御座います。」と女性の起業支援で新たな事業シーズを見つけるサポートを行っていく。

年の瀬に、新東京プランで東京大改革の核が見えた。後は都民らが未来への航路に舵を取った小池都政の舟に乗るか、否か。


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