【社会・政治ニュース】 平成二十九年一月二十九日に東京・千代田区にて、『千代田区長選』が告示された。三者が立候補、一週間を闘い抜く。二月五日に投開票。
候補者一人目は現職・石川雅己(辛巳)で「都立大」法経学部卒の七十五歳。後ろ盾には都知事・小池百合子(壬午)。二人目は与謝野信。英「エンブリッジ大」経済学部卒の四十一歳。後ろ盾には内田自民。三人目は五十嵐朝青(乙卯)。「東大」法学部卒で政治団体「もっと。よくなる。千代田。」の代表を務める四十一歳。以上三名が出馬した。
告示日に現職・石川は有楽町で演説。応援には都知事が駆け付けた。演説では、現在の千代田区の実績「保育園待機ゼロ、学童クラブ待機ゼロ、十八歳までの医療費ゼロ」や二十四時間三百六十五日、電話をすればヘルパーや医師を高齢者に派遣する仕組み、路上喫煙禁止、動物殺処分ゼロの公約を実施したと主張した。小池都政が目指す一部を既に成功している。今後は小池都政と連携し、千代田区が実施した政策を都政でも行い、東京大改革を進める意志を示した。
自民側・与謝野は事務所近くで第一声を挙げた。応援には石原伸晃(丁酉)経済再生、社会保障・税一体改革、経済財政政策大臣と丸川珠代(辛亥)五輪大臣が駆け付けた。千代田区をビジネスとグローバルに特化した日本一国際化の進んだ街に進化させると公言。金融業界経験と、海外生活の経験を活かし、区政に取り組む意志を示す。これからの子ども世代には海外とビジネスする力が必要だと訴え、インターナショナル スクールに通わなくとも外国の子どもとコミュニケーションを築ける教育を受けさせたいと主張した。その他、安心・安全や文化を重要視する政策を提案している。
無所属・五十嵐は区政と区民の対話の場を設け、区民参加型の政策を目指す。政策では女性活躍と地域の繋がりを重要視した。ビジョン「二〇二五年」では劇場型から参加型の区政、世界で一番女性がありのままで輝けるマチへと誰もがツナガリを感じられるマチへを掲げる。このビジョンは二期八年を前提として構築している。町会における、SNSを活用した情報共有等の施策がある。
各候補者の政策には共通項が度々、見受けられる。区民が選ぶべきは自身へのメリットが多い人物を選ぶべきだ。「区政で私に何をくれるの?」に答えれる候補者を選ぶべきだろう。 社会保障に対するメリット面は現職・石川に大きな実績がある。ビジネス・グローバルに対してのメリット面は与謝野か。自身の意見を直接伝えるのには五十嵐か。
区民が欲しい結果によって人選が決まるだろう。悔いのない選択をすべきである。
撮影記者:岡本早百合
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