アマ向け音楽アプリ『alphanote』で日本と東南アジアに新音楽市場を

【ビジネス・芸能ニュース】 物流を主軸とするセンコー(9069.T1)は、平成二十九年二月二十四日に東京・新宿にてアマチュア ミュージシャン支援基盤アプリ『alphanote』のリリース記念イベントを開催した。宣伝大使にはローカルタレント・実業家であるジャガーが就任。X JAPANのhideやGLAYのメンバがジャガーの店舗でバイトをしていた。ジャガーは下積みのミュージシャンを支援している。同日にライヴを披露した。


『alphanote』は楽曲登録・試聴が無料。音声(mp3)のみを扱い、特定のミュージシャンへ直接支援できる機能を年内に組み込む。支援内容は投げ銭やグッツ販売、チケット販売、CF等を予定している。リリースに合わせて二十六日から三月三十一日迄、「夢の入口キャンペーン」を開始する。キャンペーン期間内でオリジナル楽曲を登録・配信した中から、上位の「いいね」取得ミュージシャンに「MUSIC ON! TV/CS」の特別番組と五月に渋谷にて開催予定の「シブパラ」特設ステージへの出演権を与える。




<必ずジャガー>

 同社は本キャンペーンを大々的にプロモーションする。二月二十六日より三月二十五日迄、JR東日本「総武線(各駅停車)」にてジャガーを起用した広告ラッピング電車「音楽の夢行きの列車」を走らせる。この為にジャガーは米・NYへ飛んで撮影に望んだ。


同日のライヴはジャガーがNYに行った際にインスピレーションした♪「ニューヨークのJACUAR!」。作詞作曲は勿論ジャガーだ。ライヴが久し振りだったというジャガーは、NYでのロケの想い出を語った。ロケは雪の日で、いつも通りの井出達で臨んだ。食にも拘りをみせるジャガーは、NYでの食を「ステーキは駄目でした。肉は駄目。ロブスターは大丈夫。」と辛口なコメント。


バンドメンバに加わったアマチュアの「MUSQIS」は、アマチュアとして一番難しいのが発信方法と述べ、『alphanote』を演者側として選択肢が増えると喜んだ。


ジャガーは締め括りに「素晴らしいソフト。アマチュア ミュージシャンとかバンドマンの方とか『alphanote』を使ってくれれば、必ずジャガーの様になります。」と語気を強めた。



物流・ファッション・音楽のシナジ

 また物流企業が音楽配信事業に着手する点について、同社は昨年に創業百周年を迎え、新たな事業の柱を模索している。今回の音楽配信は社内プレゼンから事業化に至ったもので、第二弾となる。アップル等の世界大手が東南アジア等で絶対的な地位を築いてない中、同社はフリーミアムの選択をした。東南アジアと米中に物流網をもち、ファッションの物流附帯サービスにも強みがある。シナジがポイントと成り得る。


今回のアマチュア発掘からの音楽展開は、日本と人口六億人(ASEAN域内)を有する東南アジアで新たな音楽市場を創り上げる事が可能だ。日本の大手レーベルも手ぐすね引いてる中、担当者はフリーミアムを切り口に商機とみている。物流企業が新音楽市場の構築を図る。尚、報道現在ではベトナムに開発拠点を置いている。


レーベルではなく、日本と東南アジアの支援者がスターを生む時代に入るか。UX(ユーザ経験)時代のビジネスだ。


『「alphanote」リリース記念イベント/センコー㈱』

撮影記事:金剛正臣

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