美容に期待、食べれる「イ草」はサラダ一皿分の食物繊維

【美容・ビジネス報道】 日本が誇る伝統的な床材「畳」。板張りとは異なる温かみを与える畳の原料は「イ草」だ。国内の主産県は福岡と熊本。国産の畳表生産量は二百万枚台で年々減少し、イ草農家も主要二県で五百戸近くまで減少(農水省調べ)。畳の危機である。


熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会(会長:田島幹雄)は、平成二十九年三月末に熊本産イ草を百㌫使用した「食べられるお箸(畳味)」を制作した。これは和室の減少等に伴い、「畳」と撥音する機会が減った事より、少しでも「畳」を思い出して口にして貰う為のプロモーション活動だ。




<食物繊維がレタスの六十倍>

 この箸は、口にする事ができる程に安全で、高品質。イ草はレタスの六十倍の食物繊維含有量(※1)という高い栄養価がある。この箸には一膳あたりで何と、サラダ一皿分(※2)の食物繊維を含む。食物繊維が不足がちな都会民には健康的、美容的に朗報である。


日本人の食事摂取基準(二十七年版)/厚労省によると、食物繊維の目標量は十八歳以上の男性で二十㌘、女性で十八㌘。肝心の食感は、アイススコーンを四十年間も製作してきた企業が、さくっとした食感に仕上げた模様。


「食べられるお箸(畳味)」は期間限定で 熊本の「うまと」「藺家(写真上)」と東京の「CASA Afeliz Ginza」の三店舗にて取扱う。同協議会は、日本人が口にしなくなってしまった「畳」を実際に口にしてしまう商品「食べられる箸(畳味)」を通して、 少しでも「畳」を口にして貰う機会を創出していく。


メールでの問合せは、「info@igsa.jp」まで。


※1:森田洋ほか (2002) 「イグサの機能性と食品産業への新展開」

※2:一般的な野菜サラダ1皿77g 中食物繊維量

† 食品成分データベース

画像提供:熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会


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