【社会報道】 平成三十年四月に江東区(区長:山﨑孝明)は、有明一丁目に小中一貫の義務教育学校『有明西学園』を開校する。報道現在で都内の義務教育学校は品川区(区長:濱野健)の六校のみ。品川区に次ぎ二区目の開校となる。他の小中一貫校は義務教育学校ではない。
義務教育学校と小中一貫型(併設型・連携型)の違いを知る必要がある。前者は改正『学校教育法』により昨年よりスタート。最も大きな違いはカリキュラム(学習指導要領)の早期導入だ。学習指導要領に縛られない為に前倒しで教える事が可能。マネジメント上、校長は一人で前期課程と後期課程に分ける。六年・三年とは限らない。また九年間の学校教育目標を設定する。後者は学習指導要領で学年毎に分けられているので前倒し等は不可能。校長は複数おり、教諭も小中で変わる。
前者の大きなメリットは学力向上。デメリットは人間関係の固定化。後者は逆となる。詰まりは保護者の教育方針により義務教育学校、小中一貫型と既存の小中分離型を選択する。
『有明西学園』の最寄り駅は国際展示場。前期課程では国際展示場駅より南が通学地域。有明駅は含むが東雲駅は含まれない。後期課程では新豊洲駅まで拡がる。豊洲駅は含まれない。敷地面積は二万平方㍍、延床面積は二万五千平方㍍。普通教室が四十八教室で特別支援教室等を配置予定。コンセプトは以下の三つ。
- 木のぬくもりを活かした学び舎づくり
- こどもたちの豊かな学習環境を創出空間づくり
- 災害に強く、人・環境に優しい学校づくり
その他の特徴には、小学校の高学年段階より教科担任制の実施、英語教育の充実、学校ICTの促進、学年を越えた交流活動、小学校の高学年段階から部活動の参加(希望制)がある。制服等の取り扱いは検討中だ。学校説明会は十月十八日の午後七時より「有明小学校」の体育館で行われる。
画像引用:小中一貫した教育課程の編成・実施に関する手引/文科省、こうとうの教育/江東区
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