文字のコミュニケーションに頼る人は幼稚、九割の情報を失うタメ

【人生コラム】 ネットの進展とコミュニケーション アプリの興隆により、文字やスタンプによるコミュニケーションが増えた。人によっては、既に文字のコミュニケーションが生活のメインである人もいる。それは心理学『メラビアンの法則』から精神が幼稚である点を裏付ける。


まず現象を確認する。マナーが守れない。これは集団的な行動、一定の規律を守れない人をいう。マナーより守らなければならないもの、ルール(法律)。法律を守れない人は人として欠落している、とみなされる。暴行や殺人が分かり易いだろう。マナー(罰則なし)とルール(罰則あり)の分別がつかない。または守る必要がないと思う人が増えている。隣の人にマナーとルールの違いを聞くと良いだろう。



<非言語のコミュニケーションを大事に>

 精神が幼稚であれば、判断は低度となる。幼稚園生や小学生は大人のような判断はできなくて当然だ。高度になれば判断できる範囲が増え、それが妥当であるなら精神が成熟の方へと向かう。知識を詰め込んでも精神は成熟しない。精神の成熟に必要な要素は、コミュニケーション。先のマナーとルールも人対人の関係。何かを自身が判断すれば、人へインパクトを与える。その結果は、コミュニケーションによって言い争いが発生したり、双方のメリットに繋がったりする。


このコミュニケーションについてのヒントが『メラビアンの法則』にある。これは相手が矛盾した、という点がポイント。人は矛盾した情報を受け取った際に、どのように受け止めるだろうか、という実験だった。その実験によれば、下記の割合いになる。


言語情報;7%
聴覚情報;38%
視覚情報;55%



相手の目を見よう、声に耳を傾けよう

 人は矛盾した情報を発信した相手を九割がた、目と耳(非言語)で受け止めている。文字情報は一割にも満たない。人と人は生まれ育った環境が異なるので、コミュニケーションが一致しないのが前提だ。それは“矛盾”と感じることや内容、定義も異なる。日常のコミュニケーションは、この双方の矛盾のコミュニケーションで成り立っている。だから何度も確認したり、意図を聞いたり、相手のリアクションを見たりする。友人や恋人、組織は皆が異なっているコミュニケーション情報をすり寄せて、一致させるように努力するもの。


その努力が精神を幼稚から成熟へと向かわせるのだ。文字情報をメインとする人は、相手の声や表情を見てない。言葉尻だけを追ってしまい、その人の本音や考えが分からなくなる。そのため、精神は発達せずに幼稚なまま社会で働き、「誰も共感してくれない」と判断して、一人で葛藤して息詰まる。幼稚であるのだから、大事な意見・アドバイスを受けつけない。耳障りの良いものだけを認める。マナーやルールは守れない。堕落の道を辿る。


社会は人と人との繋がり。そもそも最初から自身に共感してくることはないだろうし、意見や価値観の完全一致も存在しない。それでは多様性ではなく、一様性だ。他人の意見や価値観を受け入れる力。これは文字のコミュニケーションだけでは養えない。面と向かって話し合う、聴き合う、考え合うことで精神が発達していくもの。一度、意識して相手の声や表情に集中してみよう。恐らく、文字だけの場合とは違った印象になるのではないだろうか。


人生に降りかかる諸問題は精神の成熟度合いによって、解決できる範囲が広がっていく。


記事:金剛正臣

0コメント

  • 1000 / 1000