Booty系ドレスが目立った、ミス・インタナショナルのドレス審査

【高級ファッション】 平成二十七年十一月五日に東京都港区にて国際文化協会(会長:下村朱美)が『二〇一五ミス・インターナショナル世界大会』を開催した。本大会は世界三大ビューティ・ページェントの一つで、今回で五十五回目の開催となった。今回のドレスのトレンドは“大胆なシースルー”と“輝く刺繍”。


本大会の三次審査はドレス。社交界には必需品であるドレスの着こなしや振る舞いが採点される。七十二名の各国・地域の代表がランウェイを歩いたが、自身の国のデザイナによるオーダメイドのドレスが目立った。



<ドレスの類型を知る>

 現代のドレスには大別して三類型がある。①Busty系、②Booty系、③Model系だ。出場者が二〇代前半が多いコトもあり、社交界でも華の存在の世代だ。基本的にはその場で目立たなければ意味がないし、羨望の的になるコトで主となる招待者の格が上がりビジネスが進む。これダケではないが現実である。


よって、体系的な特徴を活かすコトが世界的なドレスの基本である。①のBusty系では乳房が目立つ様な胸部にインパクトのあるデザインにする。②のBooty系は前から予感を感じさせ、後ろから見た際に最高のルックになる様に考えられている。③のModel系は顔が一番目立つ様に下から上に向かって目立つ設計が多い。



<トレンドはBooty系>

 今回は②のBooty系ドレスが目立った。これは昨年からのトレンドで、ウェストをよりくびれさせるよりもウェストのサイズをあまり変えずに臀部と太股を大きくし、デザインで腰部と臀部のコントラストを強くする。特に“大胆なシースルー”遣いは、②で多く見られた。ポイントは、股下すぐの辺りから生地をシースルーに切り替え、臀部と脚部のメリハリをハッキリさせた点だ。脚部が軽やかになる分、臀部の丸みが遠目でも大いに目立ち女性らしさを強調できる。


もう一点は“輝く刺繍”。三類型のどのタイプになるかで刺繍ポイントを変え、ゴージャス感と繊細さを実現させていた。優れたドレスを着た代表に与えられる特別賞「ミス・ベストドレッサー」には、ベネズエラ代表のエディマー マルティネス(モデル/二十歳)が輝いた。



<二〇歳の透けたドレスとウォーキング>

 マルティネスのドレスは、プラチナの様な輝きのある②Booty系。ポイントは三つ。一つは側面のストライプなシースルー。腕部は勿論、乳房にまでシースルーをあて、腰部でシースルーの幅が最大となり、臀部の側面から股下まで大胆にシースルー領域となった。前から見ると、胴体部は肩からへそに向かい斜めに。かなり角度がキツイ。そして下腹部の上で白い花を横にあしらい切り替えている。後ろは、腰から臀部トップの五分の二をシースルーにあてた。


尚、マルティネスは本年の「ミス・インターナショナル」として優勝し、賞金三百万円に副賞のパールネックレスとダイヤモンド四十八個をあしらったグランドセイコーが贈呈された。本大会の知名度の向上により、出場者のファッション性も急激に上がっている。美しいドレス姿は、結婚式だけでなく、社交界でも常用するモノだ。上流の場での振る舞いも学べるだろう。


二〇一五ミス・インターナショナル世界大会/㈳国際文化協会』

画像提供:㈳国際文化協会

記事:金剛

© FP姫

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