首相公選制が現役世代の未来を明るくする

【政治考察】 首相を国民が直接選ぶ『首相公選制』を掲げる政党・政治家がある。新党「おおさか維新の会(代表:橋下徹)」と「日本を元気にする会(代表:松田公太)」の二党だ。代表は共に四十代である。


現役世代の負担はシニア人口が増え、非正規雇用数の上昇等により日増しに強くなっている。若い世代に明るい未来が描けない点は、記事{「親より良い生活はできない」日本に求められる新しい人生観/Newsweek}でも明らかだ。日本の人口は全体的に減り続けているにも関わらず、シニアの割合が増えている。そして会社のポストも空きが、一向に来ない。詰まっている。政治も同じだ。


現在の日本は「議院内閣制」といい、選挙で一番票を得た党が与党となり、その党の長(党首)が首相(内閣総理大臣)になる。首班指名選挙という。立法府の長(衆参議長)も与党が通常は収まる。つまりこの国の三権の内、行政権と立法権の長は与党から選ばれる。これが「議院内閣制」だ。英国も採用する。大きなメリットは政権運営に安定性があるコト。何故なら、法律を作る人は殆どが行政府が作っているからだ。閣法と呼ばれる。国民が宜しくないと判断すれば、衆参の議員選挙で野党に票を集中させ、与党を下す。これが近頃、共産党の志位委員長が狙う「国民連合政府」だ。野党がバラバラでは一向に自公連立政権を崩すコトができない。だから野党で一つになり票を集中させよう、という戦略だ。



<今はシニアが必ず勝つ仕組み>

 一方の『首相公選制」は、国民が議員を選挙する様に直接、首相の立候補者に投票する制度だ。極端な話し、野党からでも当選できる可能性を含む。米国は「大統領制」で三権の長であり国家元首だ。首相は行政の長であり、日本の国家元首は今上天皇となる。『首相公選制』の大きなメリットは、現役世代の未来が明るくなるコトだ。


イマは『議院内閣制』。シニアが必ず勝つ仕組みだ。だから議員や内閣はシニアよりになる。国民の生活はもとより、経済、経団連を構成する上場企業の取締役は殆どがシニアだ。彼等にメリットある政策が通る。現役世代にとって、とても不透明なのだ。報道機関の取締役も略シニアだからだ。では、何故に『首相公選制』だと現役世代の未来が明るくなるのか?



<圧倒的な推進力で活路を>

 政界に戻る意志がないと出稿現在で表明している、橋下徹 代表を例にとろう。国会はいつも通りに自公が過半数を獲っているとしよう。万一、『首相公選制』で橋本代表が行政の長になった場合、行政と国会は一時、滞る。これが必要なのだ。彼の性格上、どんどん国会に対し悪い点を指摘するだろう。首相が野党で、国会が与党だった場合、国民にとって最高のメディアになる。国民は何がどこで衝突しているのかが、理解できる。現状では、一方的な点が否めない。


もう一つの理由は政治の推進力。現在、安倍首相は自民党の代表なので、いわゆる派閥を意識した運営になり国家として突き進むべき時に、足枷が発生する。『首相公選制』で首相も国会も与党であった場合は、首相の推進力が大きく異なる。『議院内閣制』では党の代表で引け目もあるが、『首相公選制』は国民の真の代表なので、発言力が抜群なのだ。大胆な政策を実行できる。



<チャンスは来年七月>

 現在に日本は斜陽である。この流れを壊す方法が『首相公選制』だ。少なくとも、今までの『議院内閣制』で希望が描けないコトは現役世代はよく分かっている。『首相公選制』に変える方法は一つ。憲法改正だ。平成二十七年十一月十日に共同代表でジャーナリストの櫻井よしこらによる「今こそ憲法改正を!一万人大会/美しい日本の憲法をつくる国民の会」が開催された。幸い、安倍首相は橋本代表と松田代表に対し距離があるワケではない。


改憲のチャンスは来年七月の『参院選』で訪れる。与党と先の二党で三分の二を参議院で得られれば、改憲の道が拓け現役世代の未来変更にチャンスが訪れる。何にせよ、今のママでは人生が厳しくないか。変わらない未来を維持するか、変わる未来に懸けてみるか。

(了)

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