【政治報道】 立党から八年、幸福実現党(党首:釈量子)が『衆院選二〇一七』にて初の国政議席の獲得を狙う。報道現在で幸福の地方議員は十七名いる。今回の選挙で最も若手の女性候補を擁立しているのが希望の党(代表:小池百合子)の十三名。次いで二桁となったのが幸福の十一名である。若手とは二十代及び三十代を指す。
<唯一、消費税減税を主張する政党>
平成二十九年十月十二日に千葉・千葉にて、比例南関東ブロックから立候補した神武桜子(丙寅、写真上)副党首兼広報本部長が街頭演説を行った。桜子副党首は本年で三十一歳。副党首とあって演説は安定性が高く、淡々と同党の二大政策である「国防強化」と「消費税五㌫」の内、後者に集中して説明した。
消費税を三㌫引下げる事でGDPの六割を占める個人消費を活発化できると述べた。「景気が良くなれば税収が増える。」と眼差しは強い。そして経済成長率を三㌫から五㌫とし、財政健全化を見込む。安倍政権が推す教育無償化については、「必死に働いている親の税金を遊んでいる大学生にバラまかれたら困る。」と一例を挙げ、給付金や返済型の制度を訴えた。今も桜子副党首は奨学金を返済中という。「何でもタダ。一見、優しいけど堕落の道。」と努力の道を掲げる。
三者の演説要点の共通性は精度高し
同日に比例東京ブロックの七海ひろこ(甲子、写真上)財務局長は、東京・上野にて街頭演説。雨が降る中、傘を刺さずに「国防強化」を訴えた。ひろこ財務局長は三十三歳。昨年には都知事選に立候補し三万票を得た。その時と比べて演説の声色に安定感が感じられた。「自分の身は自分で守る。」と日米同盟の対等化や北朝鮮危機への対処、憲法九条の改正を訴えた。同党は改憲で防衛軍の組織を掲げる。また経済に関しては、日経平均がアベノミクス下で最高値になった点を絡め、消費税導入とバブル崩壊、消費税率八㌫への引上げと個人消費下落を指し、再来年に予定される十㌫への引上げに反対した。
同日に東京六区の中岡茉妃(辛未、写真上)候補は、学び舎「国士舘大」のある東京・梅ヶ丘にて駅頭演説。帰宅途中の後輩学生や主婦、シニアと幅広く握手と会話をしていた。茉妃候補は二十六歳。今回の選挙では最年少となる。茉妃候補は自身の友人の自衛官の話しを挙げ、「沢山の国民が死ななければ(自衛隊は)動けない。」と現状を伝えて改憲の必要性を伝えた。茉妃候補は中高及び擁護の教員免許を有し、実際に中学校の教員をしていたという。その観点より、公立の「教員採用選考試験」に疑義。「単位さえ取れれば、教員になれてしまう。」と、人格的な不適格者が教職に就ける点を問題視。茉妃候補は選考試験に「道徳的フィルタ」の導入を訴えた。
今回、同日に取材した三者共に幸福の二大政策をきちんとブレずに説明してた。同党の優れた教育力と選挙戦での候補者の努力を垣間見た。更に取材者への礼儀も重んじた。
撮影記事:金剛正臣
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