現代の混沌を迫力あるダークで、ZIN KATOは直ぐ買える|Amazon Fashion Week TOKYO 2018SS

【高級ファッション報道】 平成二十九年十月二十一日に東京・渋谷にてプレタポルテ ブランド『ZIN KATO』がファッション ウィーク東京内にてが春夏の新作コレクションを発表した。デザイナは昨年にアジアで最も影響力があるデザイナに輝いた加藤徹。


今季のテーマは「グラム・バロック」。魅惑的である事を意味する英語の“Glamourous”から来た「グラム・ロック」と歪んだ真珠を意味するポルトガル語の“バロック”を掛け合わせた。グラム・ロックは一九七〇年代に英国で流行したロックスタイル。七〇年代と現代を比較した。当時には混沌の中に希望の様なものが感じられたが、現代のカオスはもっとダークで不安に満ちていると加藤は感じ、今季のルックで表現。



ランウェイはバリトンのオペラ歌手に因る歌声を背に行われた。多彩な異素材の組合わせやテクニック、凝ったパターン等の要素は従来のまま。今季はコーディネートに一段と工夫を凝らした。バロック的な過剰さや悪趣味に近い禁じ手レイヤード等、ダークで迫力のあるスタイルを提案した。


またブライト系のルックとダーク系のルックの高低差で、テーマの混沌を演出した様にも伺える。以前から加藤(写真上)が重要だと主張していた「See Now Buy Now」方式を採用。春夏のコレクションではあるが、公式ECサイトとテレビショッピングで既に購入が可能だ。実物は渋谷にあるZIN KATO SALONで確認できる。ラインナップは順次との事だが、他ブランドと比べ半年も早く購入できるのはユーザにとって優れたなサービスだろう。


撮影記事:岡本早百合

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