【金融報道】 家事代行のCaSy(9215.TM)は、令和四年二月二十二日に東証マザーズへ上場した。同社は首都圏・近畿圏等で家事代行と家政婦のマッチングを提供している。報道現在の都内の人気エリアは港区・世田谷区・渋谷区・杉並区。当日の三時間前から予約可。
コロナ禍でも伸びている。
平成二十六年創業。八年目で上場。加茂雄一(壬戌)代取は氷河期世代・後期。一月十九日時点の資本金は、八千万円。第七期である令和二年十一月決算の「売上高」は九.七億円。「純資産額」は四千九百万円。「総資産額」は二.六億円。「自己資本比率」は十九.三㌫。
同日に加茂代取(写真上)は「東京マーケットワイド/TOKYO MX」に出演。雇用ではなく、“業務委託”である点を強調した。「家事をシェアする。」という感覚の為、キャストがサービスを提供し易い。品質管理として研修等がある。主婦四割、副業六割(報道現在)。
「ユーザ数」は同三年十一月末時点で十三万人。「キャスト数」は同時点で九千人。スポットと定期(サブスク)があり、七十五㌫以上が定期。「解約率」は三㌫前後。ハウスクリーニング等もある。ポイントとしては、スマホで解錠・施錠可な鍵を預けない他社連携(API連携)等がある。
また、同日に「ラジオNIKKEI第一」にも出演した。収録は前日。こちらではキャストの品質管理体制を推した。面接や反社DB照合等で安全性を確保している。上場の主目的は“信頼獲得”。調達資金は、マーケティングとシステム増強に充てる。特にマザーズの上場企業はマーケティング投資が脆弱なので、同社への期待が掛かる。
中長期的には、企業による同社サービスの「福利厚生制度」導入推進等を考えている。全国展開と海外展開も視野に入れている。
画像:㈱Casy
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