【金融報道】 ワークフローDXのリーディングカンパニーであるエイトレッド(3969.T1)は、令和四年二月二十五日に官公庁職員三百二十人に対して実態調査した『官公庁のペーパーレス・脱ハンコ』を公表した。調査は今月。
勤務先のペーパーレス化・脱ハンコにつき、「進んでいると思う」と思う割合は五割弱。八割の官公庁職員が「官公庁でもDX推進が必要」と。一方で「電子化による情報漏洩」を心配する声もあった。
稟議や申請・承認業務の主な方法は「ワークフローシステムで申請」「ワード・エクセル等に入力し、印刷して申請」共に四割。「紙に手書きして申請」も一割あった。ペーパーレス・脱ハンコで実感しているメリットとしては「業務の効率化」が六割強、「コストの削減」が五割、「情報共有の円滑化」が三割、「意思決定の迅速化」は二割強。複数回答。
以下がペーパーレス・脱ハンコが進まない理由。自由回答。
- 未だに紙で印鑑を集めて回らないといけない
- 法整備が遅い
- お役所だから習慣が抜けない
- 電子で回しても紙に印刷して説明が必要
- 職員の意識改革が進んでいない
- 決裁システム構築の予算が無いから
- 比較的高齢者が多い職場である為
- 根本のルールが変わっていない為、対応できない部分が多い
- システムで起案したものをプリントアウトして、回覧印や決裁印をとる方法がまだまだ続いているから
- システムが十分に利用し易いものとなっていない為、ペーパーレスになっていない場面もある
八割の官公庁職員が「官公庁においても、DX推進は必要」と回答しているものの、「個人情報が含まれる書類は、電子化によって情報漏洩等の心配がある。」「法的に電子化を禁止されている資料の扱い。」「訴訟関係書類。」等はペーパーレスが難しいと考えている。
また、DX推進を重要と思わない理由も挙がった。
- パソコンが使えない高齢の職員にはとても大変だから
- お金が掛かるだけで効果が期待できない
- 電子で残す事で参照し難いものが多いから
- 実務にそぐわない
画像:㈱エイトレッド
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