“働き方改革”九事例|リクナビ『GOOD ACTIONアワード』

【ビジネス報道】 令和四年三月二日にリクルート(代取:北村吉弘)は、第八回『GOOD ACTIONアワード』の受賞式を開催した。九組織の取組みを発表。大賞は「徳島県警察本部(小松島警察署)」の一人で発行し続けた「週刊副署長」。


GOOD ACTIONとは働き方の多様化が求められる現代において、一人ひとりが活き活きと働く為の職場の取組みや個人に光を当てる事業。今回は、社内風土を醸成させた結果、従業員のエンゲージメント向上に繋がった取組み等、働き方が大きく変わるコロナ禍でも各組織がヒントにできる事例を紹介した。


また今回は、介護業界で新たな挑戦をしている事例を「Cheer Up賞」として表彰した。以下が受賞取組み。


  • 大賞;警察官の仕事への意識を変え、定時退庁や有給休暇取得を推進!遊び心溢れる異例の広報紙「週刊副署長」を一人で発行し続けた管理職の思い/徳島県警察本部(小松島警察署)


  1. 受賞;公務員だけでもボランティアでもない「副業で起業」という第三の道。ビジネスの力で地域課題の解決を目指す横須賀市職員の新たな挑戦/KAKEHASHI
  2. 受賞;自由にキャリアを描き、学校の外でも価値を発揮する。副業・兼業に取組む「二刀流教員」が子ども達の新たなロールモデルになった/新渡戸文化学園
  3. 受賞;「社長には付いていけない」。崩壊寸前だった中小企業のストーリー。十年年表で全員の夢を共有し、掲げた目標を達成し続ける強いチームへ!/京屋染物店
  4. 受賞;従業員の幸せの為に、社長は敢えて「トラックと売り上げ」を手放した。健康経営を実践する日東物流の改革ストーリー/日東物流
  5. 受賞;「言われた通りに百㌫できる」人をもっと評価したい!一日百食限定、毎日十八時までに退勤できる飲食店を実現した佰食屋の想い/minitts(佰食屋)
  6. 受賞;何故、片頭痛は相談し辛い?有志メンバの疑問から生まれた「ヘンズツウ部」の活動が、 「みえない多様性に優しい社会」をつくる取組みへと発展!/日本イーライリリー
  7. 受賞;オンラインだけでなく、リアル空間でも顕在化していたコミュニケーションの課題。「四人 一組」の公式コミュニケーションが職場の活気を取り戻した/日本生命保険


  • Cheer up賞;高校生だって活躍できる。創意工夫が新たな仕事のやりがいに繋がる。人事担当の「介護の楽しさを伝えたい!」という思いから生まれた施策が現場を変えた/ツクイ



大賞の徳島県警「小松島警察署」は、部署によって不規則な勤務時間や残業が多い警察署で、働き方改革への意識を向上させ、署員同士のコミ ュニケーションを活性化させる為に、副署長(当時)の発案による署内広報物「週刊副署長」を全三十六号まで発行。


縦社会の風土が強い警察組織でユーモア溢れる紙面作りを行い、署員一人ひとりが働き方への意識を変えられる様に働き掛けた。また、定時退庁と月一回の有給休暇取得をポイント化し、ゲーム性を持たせる「マイテージポイント」を実施。勤務時間の可視化を通じて長時間労働の是正に繋げた。


以下の三点が大賞のポイント。

  1. 上位下達で硬直的な環境に課題を感じ、壁新聞等のカジュアルな取組みを継続した事で、柔らかい風土を醸成
  2. これまでの当たり前に、職員が疑問を持つきっかけを生み出した
  3. 今後更に、全国の警察にも影響が広がっていく事へ期待


各組織の詳細は以下の動画にて。


写真:㈱リクルート

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