戦争の準備=平和|藤井厳喜『日本人の為の情報リテラシ大全 「戦争学」編』

【軍事報道】 令和四年三月十七日にダイレクト出版(代取:小川忠洋)は、メルマガにて国際政治学者・藤井厳喜(壬辰)による講義『日本人の為の情報リテラシ大全「戦争学」編』を宣伝。


「二度の世界対戦で世界は平和を誓った筈なのに、何故"また"戦争は起こるのか?この繰り返される戦争の裏には、世界を動かす"あるカラクリ"が存在する」と藤井の期間限定ビデオ(三十五分)を公開した。本シリーズにて藤井は「地政学」編等を計八本の講義をローンチ済み。


同ビデオでは「世界を紛争に溢れている。人類の歴史は殆ど戦争の歴史であった。第二次世界大戦が終わった後、今日に至るまで地球上から戦争が無くなった日はありません。」と始めた。この戦争には軍事紛争も含む。その理由を人間の性「競争」に在るという。以下が四フェーズ。


  1. 競争
  2. 紛争
  3. 軍事紛争
  4. 戦争


藤井は「(個人間も含めた)競争が無くならない限り、究極的に戦争は無くならない。」と断じた。



<勢力均衡>

 また戦争と戦争の間が平和であり、戦争と平和は連続的と指摘する。藤井は「戦争の原因は平和である。平和の原因は戦争である。」と命題を伝え、戦争そのものが平和な時代に準備されている点を強調した。


相対的な平和維持のポイントとして「ある一定のレベル以下に紛争を収めておく。」と述べ、戦争抑制として国家間の軍事力「勢力均衡(バランス オブ パワー)」の重要性を説いた。この勢力均衡(戦争の準備)こそが平和という事だ。これには経済力を含む。日中問題は軍事・経済において、日本が中国が抜かれた事によって現在、引き起こされている。


詰まり、日中の軍事・経済で更に差が拡がれば日本の戦争(侵略)リスクが高まる事を意味する。



見えない戦争

 この様な戦争リスクが高まる理由を、同社は「現代の戦争」について学ぶ機会が殆どないからだ、と警告する。確かに私達が学ぶ戦争は過去のものである。海外の大学では「戦争学(軍事学)」で現代戦争を学べる機会が有る。


目的は「権力者や政治家が暴走して、戦争に突き進むのを防ぐ知識をもつ事」や「海外から仕掛けられる“見えない戦争(インテリジェンス・洗脳工作)”から身を守る事」。


日本はGHQと中共のインテリジェンス・工作により、戦争そのものを論じてはいけないと洗脳されてしまっている。軍事は「国民の生命と財産を守る」基本。


特に中堅・シニアの洗脳成功率は高く、沖縄等で思考停止状態の国民が多い。その為、現在の様に中共の戦争リスク・経済リスクに晒されている。


若者・若手から現代戦争を少しずつ学んでいくべきであろう。

未来の日本を護る為に。


記事:金剛正臣

画像:藤井厳喜の情報リテラシー大全 「戦争学」編/ダイレクト出版



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