女性初の国連軍縮部門トップに就任した中満泉も受賞|ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018

【ビジネス報道】 平成二十九年十二月一日に東京・六本木て、日経BP(代取:新実傑)は内閣府が後援する『ウーマン・オブ・ザ・イヤー二〇一八』の表彰式を行った。同賞は働く女性のロールモデルを掲示し、組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当て、活躍した女性達を通して時代の変化の矛先を捉える趣旨。十一年から毎年実施しており、本年で十九回目。


大賞、特別賞を含め三十代から二名、四十代から三名、五十代から二名、八十代から一名の計八名の女性が受賞した。



 大賞は、ポーラ化成工業の研究企画担当である末延則子(丙午)執行役員。日本初の「シワの改善効果がある」と厚労省に承認された医薬部外品化粧品を開発した。販売まで十五年を要した。本年元旦にコピー「発見。世界でひとつのシワ改善メカニズム」で発売した同社の「リンクルショット メディカル セラム」は、発売から九ヶ月で売上累計が八十万個、売上総額は約百十二億円を達成。本年最大のヒットコスメとなった。この商品を企画し、研究チームを率いた。

逆境でも諦めずに、部下のモチベーションを維持しながら、成果を上げる強いチームを作ったリーダーシップを評価した。


特別賞は女性初の国連軍縮部門トップに就任した中満泉(癸卯)軍縮担当上級代表。同じく元・プロテニスプレーヤの伊達公子(庚戌)等。受賞者八名に共通するのは、自身に「やりたいことの種」を見つけたら、迷わず走り出す勇気があった点。その上でチームや賛同者等の周囲を巻き込みながら、社会全体を幸せにするミッションを掲げて達成した。



内閣府のの武川惠子 男女共同参画局長は「アベノミクスの下の四年間、就業者数は百七十万人増え、その内百五十万人が女性。正にアベノミクスはウーマノミクス。環境が整えば働きたいと考える女性が二百七十万人居ます。」と、今後の女性労働者に対し働く環境への支援が必要だと述べた。


その他の受賞者は以下の通り。

  • 人生100年時代ロールモデル賞;アプリ開発者・若宮正子
  • 働き方改革サポート賞;タスカジ・和田幸子 代取
  • 超高齢化社会の希望賞;Community Nurse Company・矢田明子 代取
  • 共感型プロモーション賞;ヤフー・和気洋子 リーダ
  • 「アストロウーマン」の道開拓賞;アストロスケール・伊藤美樹 代取

撮影記事:岡本早百合

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