【金融報道】 東洋水産(2875.T)は、令和四年三月二十八日に東京・銀座にて『マルちゃん ZUBAAAN!新商品&新CM発表会』を開催した。新商品は四月四日より三種を発売。新CMも同日より全国放映を開始する。ゲストはCM出演した女優・米倉涼子(乙卯)と「即席麺」評論家・大山即席斎(己亥)。
株価は反転可能性。
コロナ禍により袋麺市場が伸び、同社の高価格商品の購入も増えている。新ブランドは世帯構成の変化にも対応し、「一人~三人世帯」の七割弱へターゲット。インスタント袋麺の大きな不満である「スープや麺に本格感が無い」点を克服した。注文数は既に予想の三倍に達した。
コンセプトは「お家に居ながらにして、手軽に“お店品質のあの味”を楽しめるラーメン。即ち、食べた瞬間に脳と心に響き、記憶に残るラーメン」。沖斉(己亥)専務取締役は、売上年間目標として四千五百万食、四十億円を目指す事を発表した。
- 背脂濃厚醤油;醤油の味と⾹りを感じながら、旨味・⽢味・コクのある濃厚醤油味のスープが特⻑。背脂を加える事で、⾒た⽬のインパクトとスープの濃厚感を出した
- 旨コク濃厚味噌;しっかりとした味噌の味に⽣姜や⼭椒で特徴を出し、野菜を炒めた様な⾹ばしい ⾵味を利かせた、濃厚でしっかりとした味わいの味噌味のスープが特⻑
- にんにく旨豚醤油;豚の旨味と豚脂・醤油・にんにくの旨味をしっかりと利かせた、味の濃いスープが特⻑。もやしやキャベツ等の野菜を沢山⼊れても⽂句なしの濃厚なスープに仕上げた
<麺の太さとトッピング>
CM撮影後に三種を同時に食した涼子は、それぞれ麺の太さが異なる事に気が付いた。同じ商品で麺の太さを変える事は珍しい。手間が掛かる分、コストも増える筈であるが、同社の新ブランドへの拘りを証明している。その拘りを涼子は「それ(麺の太さに違い)に感動したんですよ。」と、現場で実食も挟みながら、新ブランドの旨さをあらゆる角度から伝え様と努力していた。
記者もサンプルを吟味したが、これは相当に革新的であると感じた。
イベントでは、トッピングの重要性についても言及。評論家の大山が次々と、それぞれの味に合わせたトッピング案を提示。食い入る様に涼子は傾聴し、今し方に食べた味とトッピング案の味をシミュレーションで混ぜ合わせ、可能性を感じていた。
味が濃く、しっかりしている為、“おじや”も充分にいけるだろう。特に青物次第でスープとの化学反応が大いに愉しめそうだ。
如何に旨いかは下記動画より。
記事:金剛正臣
画像:東洋水産㈱
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