皇太子妃殿下が五十四歳に、次代皇后への志を示す

【社会報道】 皇太子徳仁親王妃雅子(癸卯)殿下は平成二十九年十二月九日に誕生日を迎えて五十四歳となり、感想の文書を公表した。


冒頭では自然災害に触れ、復興を祈念。東日本大震災から六年以上が経過した現在でも、不自由な生活を余儀なくされている国民等を挙げて心のケアを案じた。

復興に向けた多くの方々のたゆみない努力が,こうして実を結びつつあることを頼もしく思うとともに,深い敬意を抱きます



次は社会的弱者につき、案じた。「障害者週間/内閣府」の関係表彰式への出席した際に障害がある者と支援者に会い、感銘を受けた。そして理解・協力・人格と個性の尊重の言葉で夢と希望ある社会の実現を願った。

広く世界に目を向けても,困難な状況に苦しんでいる人々が数多くいることに心が痛みます。人々が,広い心を持ってお互いの違いを乗り越え,様々な問題の解決に向け,共に手を携えて取り組んでいくことが,今の世の中で大切になっていると感じます



陛下の譲位に関して両陛下への感謝を綴り、次代皇后としての志を示した。一日に誕生日を迎えられ、十六歳となられた愛子(辛巳)内親王殿下へは高校生活に慣れた点を踏まえ、感謝・思い遣り・経験の積み重ねを願った。

これから先のことを考えますと,身の引きしまる思いが致しますが,両陛下のお導きをいただきながら,皇太子殿下をお支えしつつ務めを果たしていくことができますよう,努力を重ねて参りたいと思っております


最後に公務への復帰について触れ、今後の快復への努力を続ける旨を伝えた。

国民の皆様から日頃よりお寄せいただいている温かいお気持ちに,改めましてこの機会に厚く御礼を申し上げます



また同日に東宮職医師団の見解も公表。見解では「着実に快復」と記した。だが「ご快復の途上」とも記し、引き続きの理解と支援を求めた。


画像・文章引用:皇太子妃殿下お誕生日に際し(平成29年)/宮内庁


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