象印初のオーブンレンジ『EVERINO』は「レンジ」→「グリル」の自動コンビネーション

【金融報道】 象印マホービン(7965.Tp)は、令和四年七月二十七日に東京・日本橋室町にて『象印マホービン新商品発表会』を開催。同社初となるオーブンレンジ『EVERINO』を九月一日に発売する。併せて、女優・木村佳乃(丙辰)起用の新CMも発表した。


新レンジでは、長年培ってきた「温度コントロール技術」を活用。「炊飯ジャー」「ステンレス マグ」に次ぐ第三の柱に掲げる。


単機能のレンジとオーブンレンジは六百万台/年ちかく。割合は半々。金額シェアは後者が高い。併しながら、前者は販売数を近年伸ばしている。この点につき、市川典男(戊戌)代取は「オーブンレンジを買ったものの、オーブン機能をなかなか使い熟(コナ)せない。使い辛い。」と後者から前者への買い替えを指摘した。


その問題点は「(日本人の)日常の食の調理を中心に考えられていない」点、とした。電子レンジ・グリル・オーブン・解凍機能を備える新オーブンのポイントは以下。


  1. 芯まで“レジグリ”(画像上);レンジ機能からグリル機能への自動切換え。「ハンバーグ」や「グラタン」も約十三分で調理可。「焼き色」調整も可。角皿は「陶磁器」製
  2. 全方位あたため“うきレジ”(画像下);食材を庫内で浮かせて調理。下拵えした材料を付属のボウルセットに入れ、角皿下部のレールに差し込む。食材「上部」と「底部」の温めムラを抑え、時短仕上げ
  3. 揚げ物“サクレジ”;ボタン一つで揚げたての様にサクッと。「レンジ加熱」で中を温め、「グリル加熱」で衣をサクサクに焼き上げる。揚げ物も短時間で



自動メニューは「ハンバーグ」「酒かん」「塩さば」「えびフライ」「ガトーショコラ」「ピザ」等の三十五。「毎日の食事を効率良く、美味しく作って頂く。」と市川代取は述べた。



レジグリ・サクレジのレンジ→グリルの自動コンビネーションは、調理の可能性を広げる。どちらか一方でなくて良い。保温の王者・象印による、この自動コンビの選択肢の追加は、オーブンレンジの革命的な存在と成りかねない。


更に全方位のうきレジで、食材の旨味を大いに引き出せる。自動メニューも便利だが、独自調理に勤しむ事ができそうだ。発売まで後一ヶ月。


画像:象印マホービン㈱


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