【社会報道】 平成三十年三月十日に東京・国連大にて、言論NPO(代表:工藤泰志)は『東京会議二〇一八』のオープンフォーラムを開催する。参加するシンクタンクは米・外交問題評議会(CFR)、英・王立国際問題研究所(チャタムハウス)、伊・イタリア国際問題研究所(IAI)、印・オブザーバー研究財団 、尼・戦略国際問題研究所、加・国際ガバナンス・イノベーションセンター 、仏・フランス国際関係研究所(IFRI)、伯・ゲテューリオ・バーガス財団、独・ドイツ国際政治安全保障研究所(SWP)と日・言論NPOの十機関。
二回目の本年は自由と民主主義や「多国間主義」に伴う国際協力等の世界規範を発展させる立ち位置より、現況の課題への対応とG7への提案を探る。北朝鮮の核問題への対処も含めて、世界十ヶ国のシンクタンクから代表者が参加して議論する。第一セッションは「世界秩序の不安定化とリベラルな秩序の未来とG7の役割」、第二セッションは「北朝鮮の核開発の排除と戦争回避のシナリオをどう描くか」。終了後には、議論の中で合意を得たものを日本政府及び本年G7議長国を務めるカナダ政府に提案する。
『東京会議』は昨年に設立。初回は岸田文雄(丁酉)外務相(当時)に言論NPOの工藤代表(戊戌)が提案書を手渡した。単に議論を行うだけではなく、公開フォーラムや非公開会議等の議論を通じて導き出された合意点や主張をG7に対するメッセージとして、G7議長国並びに日本政府に提言する仕組みになっている。議論や提言の内容は、日本語と英語で国内外へ発信して課題解決に繋がる動きを市民社会に創り出す事を目指している。
更にグローバル イシュへの取組みについて、様々な議論を重ねて国内に厚みのある言論空間を創り出し、東京を拠点に国際会議を行う事によって日本の見解発信を行う。同時に、主体的に世界課題へ貢献する姿を国際社会に示したい。言論NPOは『東京会議』を舞台に共通の価値観を持つ知識層や言論人との連携を行い、世界の課題に取組む。併せて、課題解決型の世論形成に向け、日本の影響力を拡大していこうと考えている。
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