若者の「リカレント教育」の実情|生涯学習に関する世論調査/内閣府

【教育・人生報道】 内閣府(総理:岸田文雄)は、令和四年十月二十八日に『生涯学習に関する世論調査(令和四年七月調査)』の概略版・五十一頁を公表した。全国十八歳以上の日本国籍を有する者、有効回収数=一千五百五十七人。


  1. 生涯学習:人生における学び全般
  2. リカレント教育:働く前提で、就学・就職を繰り返す
  3. リスキリング:新知識・スキルを学ぶ

生涯学習の中にリカレント教育含まれ、リカレント教育の中にリスキリングが含まれる関係。



以下は、若者「十八~二十九歳(脱ゆとり世代+ゆとり世代・後期)」の「直近一年間に月に一日以上、学習した内容」の上位。

  1. 仕事に必要な知識・技能や資格
  2. 音楽や美術、レクリエーション
  3. ネットの知識・技能



以下は、上記若者の「学習した理由」。

  1. 現在・当時の仕事で必要性を感じた
  2. 家庭や日常生活に生かす
  3. 人生を豊かにする



以下は、若者の「学習成果の活用状況」。

  1. 仕事・就職の上で生かしている、生かせる
  2. 家庭・日常生活に生かしている、生かせる
  3. 自分の人生を豊かにしている、豊かにできる



以下は、若者の「学習していない理由」。

  1. 仕事が忙しくて時間が無い。きっかけが掴めない(同率一位)
  2. 特に必要が無い


以下は、若者が「今後に学習したい内容」。

  1. 仕事に必要な知識・技能や資格
  2. 料理・裁縫等
  3. ネットの知識・技能


以下は、若者が「今後に学習したい場所・形態」。

  1. ネット
  2. 書籍・雑誌
  3. 図書館・博物館・美術館


以下は、若者にとって「生涯学習を盛んにしていく為、国・地方自治体が力を入れるべき事」。

  1. 労働時間の短縮、学習の為の休暇制度等の充実
  2. ネットを利用したオンライン学習の充実
  3. 仕事に必要な知識・技能の習得や資格取得に対する経済的な支援



以下は、若者の「(社会人)学校における学び直しの状況」。

  1. 未経験、今後は学び直しをしてみたい=三十二.九㌫
  2. 未経験、今後も学び直しをしたいとは思わない三十.四㌫
  3. 正規課程で学び直しをした事がある、現在学び直しをしている=五.六㌫
  4. 短期の講座で学び直しをした事がある、同上=一.九㌫


上記二を着眼。以下は「今後も学び直しをしたいとは思わない」の年齢順。

  1. 五十~五十九歳(氷河期前~バブル)=五十.九㌫
  2. 七十歳以上(しらけ前、団塊、焼け跡)=五十二.三㌫
  3. 三十~三十九歳(ゆとり後~プレッシャ)=四十七.二㌫
  4. 六十~六十九歳(しらけ)=四十五.八㌫
  5. 四十~四十九歳(氷河期)=四十一.六㌫
  6. 十八~二十九歳(脱ゆとりゆとり後)=三十.四㌫



以下は、若者の「今後、社会人として学校で学び直したい内容」。

  1. 心理学
  2. 外国語
  3. 経営・ビジネス



以下は、若者の「今後、学び直しをする学校の情報収集を行う際の講座内容以外の重視する情報」。

  1. 講座を修了する事により、得られる証明書や称号等
  2. 受講料の支援制度
  3. 受講経験者の体験談や満足度調査の結果等



以下は、若者の「社会人が学校で学び直し易くする為の必要な取組み」。

  1. 学費負担等の経済的支援
  2. 土日祝日や夜間等の開講時間の配慮
  3. 仕事や家事・育児・介護等との両立がい易い短期プログラムの充実

PDF:世論調査報告書概略版/内閣府

画像:FPhime

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