インボイス制度を「これから調べる」「知らない」=七割|フリーランスの実態調査

【ビジネス報道】 令和四年十二月六日に副業からフリーランス・独立起業へのコンサルを行うマーケティングフルサポート(代取:仙道達也)は、『フリーランスの実態調査』の第一弾を発表した。


十六日の「フリーランスの日」に先駆けて。調査対象は「クラウドワークス」に登録しているフリーランサ。有効回答数=三百十一人。十一月調査。


以下が、調査結果の概要。

  1. フリーランスでの現在の年商は三百万以下が八割強
  2. 収支管理は「会計ソフトで記録し、自分で確定申告(六十二.七㌫)」、「記録していない(二十九.六㌫」の順
  3. 「インボイス制度」について「これから調べる・検討する(五十三.四㌫)」が最多。「知らない」は十六.七㌫
  4. 「インボイス制度」の導入に伴って不安に思う事は、「自分が対象となるのかが分からない三十六.六㌫)」で最多
  5. もし働けなくなった場合の対策は、「貯金」「投資・運用」「保険や共済」「何もしていない」の順(複数回答) 


以下は仙道代取(甲子)の考察。

今回の「フリーランスの実態調査」では、来年十月の制度導入まで一年を切った「インボイス制度」について、「知らない」が昨年の三十六.八㌫から今年は十六.七㌫に減少し、認知度の向上が見られました。
その一方で、「これから調べる・検討する」が過半数を占め、対応が先送りされている状況が浮き彫りになりました。

また、導入に伴って不安に思う事として、三割強が「自分が対象となるのかが分からない」と回答しており、分野も働き方も多種多様なフリーランスが、自身の状況を判断できる様な周知を行う必要がある様です。

また、近年問題になっているフリーランスのセーフティーネットについては、働けなくなった場合の対策として「貯金」や「投資・運用」をしていると回答する人がいる一方で、二割強の人が「何もしていない」事や収支管理の方法については「記録していない」が約三割を占めている事からも、見切り発車感や場当たり的な印象があり、安定的な仕事獲得を目指す事は素より、収支管理等の足元を固めていく事の必要性も啓蒙していく必要がありそうです

画像:㈱マーケティングフルサポート

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