緊縮財政派ベストテン「成田悠輔・藤巻健史・三浦瑠麗」等

【財政報道】 令和四年十二月三十日にYTにて経済政策アナリスト・池戸万作(癸亥)は、動画『【二〇二二年完全版】今年、最も間違えた緊縮財政派の言論人ベストテン!』を公開した。


経済政策には「財政拡大」と「財政緊縮」があり、平成不況は後者が跋扈した事により起こった。公党では、国民民主党(代表:玉木雄一郎)等が前者。日本維新の会(代表:馬場伸幸、吉村洋文)等が後者。自由民主党(総裁:岸田文雄)は二分されており、第一派閥「安倍派」等が前者。


端的に言えば、財政拡大=国民の需要増(B2G増等)、財政緊縮=国民の需要減(増税等)。




<覚えるべき名前>

 以下が、当該動画のランキング。若者・若手が覚えておくべき名前。


  1. 成田悠輔(乙丑、プレッシャ);米「イェール大」助教授
  2. 藤巻健史(庚寅、しらけ・前);元「日本維新の会」参議
  3. 三浦瑠麗(庚申、氷河期・後);「山猫総合研究所」代取
  4. 上野千鶴子(戊子、団塊);「東大」名誉教授
  5. 高市早苗(辛丑、しらけ・後);「自民党」経済安保相
  6. 野口悠紀雄(庚辰、焼け跡);「一橋大」名誉教授
  7. 小林慶一郎(丙午、バブル);「東京財団 政策研究所」主幹
  8. 辛坊治郎(丙申、しらけ・前);元「読売テレビ」報道局 局長待遇 解説委員長
  9. 橋下徹(己酉、バブル);元「日本維新の会」代表
  10. 宮澤洋一(庚寅、しらけ・前);「自民党」税調会長


池戸は、二年間に亘って毎週木曜日に「打倒!!緊縮財政」を配信してきた。当該動画は、その中からのランキング。本シリーズは当該動画を以って最終回となった。



成田悠輔の信頼性

 成田助教では、日経テレ東大学にて「日本経済がもし今と違う事を過去二十年間とか、三十年間で違う事をやっていたらどうなったのか?っていう事を考えると、もう分かんないですよね。だって、日本って一個しかない訳じゃないですか?」と、経済シミュレーションの思考放棄した点につき、池戸は「私には成田助教が何を言っているのか、もう分かんないです。」と。


重ねて「だから、あの経済学者なのにって言われたんですけど、経済学者だからこそ分からないっていう所から出発する事が大事かな、と思うんですよ。」との発言に池戸は「ポエマーでしょうか?」と。


更に他の成田助教の発言につき、池戸は「刷ったお金を全国民に配り続ける事が解決策です。」や「自分がマクロ経済学に無知な事を棚に上げて、プロパガンダを煽ってますが、マクロ経済を学んだ人間であれば、日本経済が成長しない理由は明白です。」等と信頼性の低さを強調した。



緊縮派の論理

 藤巻元参議では、為替について「一㌦=一兆円でもおかしくない。」と発言し、「日銀を潰して新たな中央銀行を作る」という持論も有す。後者は米FRBの様に、財政主権を国民から剥し、グローバル金融資本が中央銀行を運営する仕組みの事。


また「消費税の四十~五十㌫引上げ論」に対し、池戸は「大恐慌到来で、株価は大暴落です。」と揶揄した。



瑠麗代取では、消費税を「世代間の公平性の為」とした点を挙げた。池戸は世代間の是正ではなく、較差の是正の為に税金を取ると主張。併せて、「MMTが円安を加速させるロジック」につき、池戸は「そんなロジックは全くありません。財政出動で通貨安になるなら、ドル安になります。」と瑠麗代取を退けた。


更に「財政出動ができる国=高税収×経済成長」との持論に対し、「税収が無かろうと、財政出動は可能なのです。」と間違いを正した。



早苗大臣では、税調会長を務めていた時の発言を挙げた。「消費税の法人税引下げ流用」と「消費税の使途=社会保障」について。池戸は「法人税収が下がったのは事実。」とし、故・安倍晋三(甲午)総理の国会発言を以って反駁した。


(消費税)増税分の五分の四を借金返しに充てていた、消費税の使い道を見直し、二兆円規模を教育無償化等に振り向け、子育て世代に還元致します



当該動画をゆっくりと学習すれば、日本国の経済政策の問題が見えてくるだろう。以上の様な緊縮派の意見は、『与論(≒世論)』として内閣や国会に判断されるので、耳を澄まされたい。


画像:【2022年完全版】今年、最も間違えた緊縮財政派の言論人ベストテン!(池戸万作)/YouTube

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