【芸能報道】 松竹(9601.T1)は平成三十年冬に映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を全国公開する。本作は第三十五回「大宅壮一ノンフィクション賞」及び第二十五回「講談社ノンフィクション賞」をW受賞した渡辺一史(戊申)の書籍「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち/文春文庫」を実写化した。W受賞は史上四人目。
渡辺は読売新聞の読書委員でもある。実写化にあたってキャストも発表した。大泉洋(癸丑)、三浦春馬(庚午)と映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました(二〇一六)/松竹」で主役を演じた高畑充希(辛未)。本作の内容はイスの人生を、愛のままに、ワガママに生きた男の笑いと涙の実話。その男は幼少期から難病にかかり、人に助けられながらでないと生きていけない体となった実在の人物・鹿野靖明。この鹿野を大泉が演じる。監督は前田哲。
三浦は北海道の医学生・田中役、充希は新人ボランティア役。時には度を超える我儘ぶりを見せながらも、自らの夢や欲に素直に生き、皆に愛され続けた鹿野と彼を支えながら共に生きたボランティア達と家族の実話。笑って泣ける感動作と推す。
以下は大泉のコメント。
脚本を読ませて頂いて、まず鹿野靖明という人の生き様に衝撃を受けました。 重い難病を抱えながらも、それを決してハンデとは捉えず、 自ら沢山のボランティアを集め、自分のやりたいように「ワガママに」生き抜いた生涯…「障がいがあるから」と遠慮することなく、 1人で生活して、仕事もして、喧嘩もして、恋もして、 どこまでも対等に人と向き合い続けた鹿野さんの人生に強烈に惹かれました…キラキラした若いお2人との共演も楽しみにしています。 三浦くんの近くに居たら、イケメンが感染(うつ)るんじゃないかと思うので、 なるべく三浦くんの至近距離にいようと思ってます
以下は三浦のコメント。
まず「こんな夜更けにバナナかよ」というタイトルを聞いただけで 興味を引き立てられました…同じ事務所の先輩である大泉さんにしっかりついていき、 サポートできるよう頑張ります
以下は充希のコメント。
この物語の主人公である鹿野さん。 知れば知るほどそのパワーや色気、吸引力に翻弄され、 一度でいいからお会いしてみたかったなぁ、、と…14歳の時、まだ少年の様だった私の映画デビューを見守ってくれた前田監督と また作品創りが出来ることも、とても幸せに思っています
=ストーリー=
北海道の医学生・田中(三浦春馬)はボランティアとして、体が不自由な鹿野(大泉洋)と知り合う。病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられて風変わりな自立生活を送る鹿野。夜中に突然「バナナが食べたい!」と言い出すなど、いつも王様のような超ワガママぶりだが、自分自身に素直に生きる鹿野は、どこか憎めない愛される存在だった。ある日、鹿野は新人ボランティアの美咲(高畑充希)に惚れ、彼女へのラブレターの代筆を田中に依頼するが、実は美咲は田中と付き合っていて…。奇妙な三角関係は、鹿野の主治医やベテランボランティアたちを巻き込んで大変な騒動に!しかし鹿野の病状は徐々に悪化、体はますます自由が利かなくなっていく。そんな鹿野には、生きているうちにどうしても叶えたい夢があった――
画像提供:松竹㈱
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