その人は幾つトランスフォームできるか

【人生考察】 人生百年時代、一言でポイントを挙げれば、それは変え続ける人生となる。


終身雇用制の時代は極端に変わることをしなくても良かった。一つの職種で人生を全うできた。だが人生が硬直的で一度、その職種を選んだら変えることが難しい時代でもあった。現在は異なる。「ライフ・シフト」のリンダ・グラットンが提唱する通り、人生のステージだけでなく、臨機応変に自身を変えていく。これからは適宜、自身を変える事実が求められる。その時の社会が変わった自身を求めている。


諸先輩方はどうか。変革や改革等の言葉は相当に前から聞いている。変わる必要性を訴えている。それで実際に変わった例は如何ほどだろうか。ひょっとすれば全く変わってないのかもしれない。だから、ずっと変革等を訴え続ける。


変わるにも規模感がある。最大の変わるは革命。国のシステムそのものが変わる。日本では将軍が実権を握っていた江戸幕府から大日本帝国という天皇制への、変わる。その下の規模が改革。ここでは制度を変える。次が変革。何かを変えて新しくする。小さいところでは改善がある。マイナス点を変えてプラスにする。


この規模感の異なる、変わるを巧く利用する。それがこれからの変わる。求めるべきは革命ではなく、トランスフォーム(変形・変容・変態)。傍からみて全く違う自身になることだ。


例えば、職種。兼業・副業の時代は始まった。営業をしながら、楽曲制作で稼いだり、どこかの企業の取締役に就任したり、NPO的なボランティアを行うかもしれない。それぞれの現場で求められるイメージ像は異なることが分かるだろう。各現場では性格も異なるかもしれない。営業では積極的だが、ボランティアでは協調的等と現場のコミュニティによって自身がトランスフォームする。若い世代は、その準備を各種SNSで行っている。


多重人格的な要素が今後の社会では奏功する。色々な顔があって良い時代。どこを見せて、何を見せないかは現場のコミュニティや仕事によって変える。良好なコミュニティの環境と仕事への切磋琢磨で新たな自身を手に入れる。まだ三十歳の「筑波大」落合陽一 准教授も自身がもつ職種の多様性を推す。


何かを我慢したり、忍耐したりするのは、自身のトランスフォームの為。それ以外のストレスは不要であり、大事な人生の無駄である。社会は変わり続ける者を欲す。それはトランスフォームを幾つできるかに比例するだろう。


記事:金剛正臣

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