若手にこそ健康促進を、シニアは若手を支援せよ

【人生考察】 今から四年前の平成二十六年に厚労省は、その年の『厚生労働白書』に「健康・予防元年」と題した。最新の二十九年版は「社会保障と経済成長」だ。時代は人生百年時代。だが健康に関しては中高年をターゲットにしたものが多いのではないだろうか。


二十六年版も上図で分かる通り、若手ではなくシニアに重きを置いている。必要なのは若手を含む生産年齢の健康ではないだろうか。特に体力も気力もシニアよりある筈の若手の健康に政府や社会は目を向けるべきではないろうか。何故ならばシニアが健康になれば、国家予算の半分も占める社会保障を減らす事ができる。最早シニアの健康は義務のレベルである。


ただ、それだけでは企業経営や家計におけるコストカットないしコストダウンのみで、疲弊してしまう。発想は費用を抑えるだけでなく、収入を上げる努力が欠かせない。収入を上げ、費用を抑えて利益が出る。国も同じでGDPや税収を上げるのはシニアよりも若手の方が向いている。ならば若手の健康を一番に考えるべきではないだろうか。


同じ仕事でもシニアより若手の方が手早く行い易く、持久力も高い。シニアという国の費用にばかり、目が行っている。若手にこそ、体力向上や食事の管理、健診等を薦めるべきだろう。実際はどうなのか。二十八年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査/スポーツ庁」によれば、二十代から四十代の実施率は低い。週一回で三割程度、週三回では一割まで落ちる。運動耐性が強ければ、生産性は上がる。若い働き手の内、七割も週に一回も運動してない。運動・スポーツの阻害要因の一位は「仕事や家事が忙しいから」。若手に時間を与えるべきだ。


食事はどうか。健診はどうか。各種データを出すまでもないだろう。この国は最も生産性の高い若手の為に何をしているのだろうか。五月一日に自民の若手議員が「日本の未来を考える勉強会」で消費税増税凍結の提言を明らかにした。党や官邸に提出する模様。若手基準で物事を考えなければ、生産性は上がらない。若手を支援せず放置しても育たないどころか疲弊する。


最も高い生産性を見込める若手を一番に支援し、子どもと子育て世代を保護した後に、シニア向けだ。順番が異なっているから社会が歪になる。シニアは社会保障費を捻出できる若手に譲られたい。既に三人に一人。今後は一人で何人もののシニアを養わなければならない。シニアを最重要視し続ければ、養い手が倒れ、結果シニアにも被害が回る。既に貧困化していないだろうか。


貧困から抜け出す、貧困を避ける為にシニアは若手を徹底的に支援せよ。努力せよ。


0コメント

  • 1000 / 1000