映画「ドライブ・マイ・カー」が最優秀作品賞|第十六回『アジア・フィルム・アワード』

【芸術・芸能報道】 令和五年三月十二日に中国・香港にて「東京国際映画祭(TIFF)」、「香港国際映画祭」と「釜山国際映画祭」の三映画祭は、アジア全域版アカデミ賞である第十六回『アジア・フィルム・アワード』の授賞式を開催した。


日本作品の「ドライブ・マイ・カー/濱口竜介」が、最優秀作品賞を受賞。本作は編集賞(山崎梓)・音楽賞(石橋英子)も受賞し、トリプル受賞した。


俳優・阿部寛(甲辰)は、アジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える「Excellence in Asian Cinema Award」の他、「AFA X STI ベスト・ドレッサ・アワード」にも選ばれた。是枝裕和(壬寅)監督は、韓国作品「ベイビー・ブローカー」にて最優秀監督賞を受賞した。



 授賞式では、「ドライブ・マイ・カー」の西島秀俊(辛亥)と岡田将生(己巳)が、「エゴイスト」の鈴木亮平(癸亥)と宮沢氷魚(甲戌)がプレゼンタを務めた。他、特別功労賞を受賞したサモ・ハン・キンポー(壬辰)等、アジア全域よりスターが集まる華やかな式典となった。


阿部は英語で挨拶をした。


皆さん、今晩は。Excellence in Asian Cinema Awardの受賞、そして多くの素晴らしい才能を持った方々の一員になれた事を大変光栄に思います。

私達を繋ぎ合わせてくれたAFAアカデミに感謝したいと思います。何十年にも亘る私の俳優としての仕事を認めて頂き、感謝しています。

昔、子どもの頃に好きだったアニメの役のオファーを受けたのが、映画の魔法の世界への入り口でした。タイムスリップしてお風呂をデザインできたり、ロマンチックでありながら結婚できなかったり等々、沢山のキャラクタに挑戦してきました。

多くの国で、多くの才能ある人達と様々な役柄を演じる事は、素晴らしい冒険でした。

しかし、その中でも香港は特に私の心に残っています。それは、ここで映画を作った良い思い出があるからです。私の旅を支えてくれた全ての人に、感謝とお礼を言いたいです。懐かしさと感謝の気持ちを込めて、この賞を受け取ります。
本当に有難う御座いました。

写真:東京国際映画祭

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