「神奈川県知事選」に女子党・大津綾香 党首、立花孝志 前党首は違憲を訴える|統一地方選

【政治報道】 令和五年三月二十三日に神奈川の藤沢・横浜にて「政治家女子48党」のゆとり世代・大津綾香(壬申)党首は、『神奈川県知事選』における街頭演説を行った。


今回の神奈川県知事選の構図は、ゆとり世代vsしらけ世代(二名)vs団塊世代。綾香党首初の実戦。唯一のゆとり新人がしらけ・団塊へ挑む。他、三名は選挙経験者。


第一声を藤沢駅で行った綾香党首。今回の立候補で多くの報道陣を集めた。平日の雨にも関わらず、彼女を個人的に応援する配信者らも集まった。




<三十歳以下でもきちんと納税してる人もいる>

 応援演説は、第一声でバブル世代の立花孝志(丁未)前党首が駆け付けた。女子党の事務局長(報道現在)。


立花前党首は三十歳で県知事選へ立候補した綾香党首を「凄い勇気だ。」と称えた。知事選は三十歳以上からでないと立候補ができない現行制度に対し、「舐めた制度。」と指摘。綾香党首へは「若い女性の代弁者として頑張ってもらいたい。」とエールを送った。


綾香党首は、先ず集まった聴衆に対し、感謝の言葉を述べた。三十歳からしか立候補できない点につき、「おかしいと思います。三十歳以下でもきちんと納税してる人もいる。政治家女子では二十五歳から政治の事を議論してます。一日中、女子会みたいに話してる。」と主張。


女子党の参加前、友人に政治の話しをすると「頭おかしいんじゃないの?」と、否定的な雰囲気になった経験がある。今回の立候補を通し、若い世代への“立候補ハードル”を下げたいと考えている。



立候補の年齢制限は『憲法違反』

 また立花前党首(写真上)は、十八歳から選挙に立候補できないのは憲法違反であると主張。「憲法にちゃんと職業選択の自由が書いてある。十八歳から二十四歳が、立候補できないのは憲法違反。」と言い切った。


  • 『憲法』第十四条第一項:法の下の平等
  • 『憲法』第二十二条第一項:職業選択の自由



同日には、二十五歳の女性が神奈川県知事選へ立候補を届け出たが「不受理」となった。


日本国憲法は、現在の日本における国家形態(政府組織等)を規定し、主権者が公権力(全公務員)を縛る最高法規。全法律よりも上位。


この憲法は国民主権・基本的人権の尊重・平和主義の三つを基本原理としており、その原理は特に前文で明確に宣言されている。



やる意味が本当にある

 人生で初となる実戦の第一声を終えた綾香党首へ率直な感想を問うと、「三百万円(県知事選出馬費用=供託金)でこんなに広告効果があるんだなと。仰っていた通りだなと思います。こんなに伝えられる事があるなら、やる意味が本当にある。」と答えた。


子役時代に「週刊こどもニュース/NHK」にて「小さい頃から政治の事を考える機会を貰っていたので興味はあったんですけど。」と自身の経験を踏まえ、「お母さんとかが政治の話しをしてないと子ども達に伝わらないですよね。


だから、二十代の若い方が当たり前に政治の話しをする、子どもにするっていうのは物凄く大事だと思うんですよ。だから、私達が若い女性達に届く様に頑張りますので、応援を宜しくお願いします。」と礼をし、支持を募った。


政治の話しの禁止

 記者は平成元年生まれのゆとり世代。父はしらけ世代。幼少期に「政治の話しを表でしてはいけない。」と教わった。父の投票に同行したが、立候補者の政策や各候補はどんな人物か聞いた覚えは無い。


当時は幼かった為、何故、話してはいけないのか分からなかった。大人しく父の言う事を聞いた。


社会人になって十年以上。現職に就いてから政治へ関わって、考えが変わってきた。政治の話しをしなければ、より良い生活ができないのではないかと。


若者若手同士で支え合う

 時代は大きく変化している。平成時代にあった「政治について話してはいけない。」という認識を変えるべきだ。


若者が政治の前線に立っている。年上は、年下に頑張らせて恥ずかしくないのか。年下が頑張ったら、年上はそれ以上に頑張って成果を出すべきだし、年下のサポートをすべきだと思う。


年上が引上げないで若者を潰す。これは平成時代で終えて、令和時代から変えていこう。先日、岸田総理(丁酉)は、会見にて「世代間で支え合う」という内容を発言していた。


若い世代はこの言葉の通り、脱ゆとり・ゆとり・氷河期の若者若手の世代間で支えていこうではないか。女子党は、チーム制で支え合っていく意向。


=Data=

 神奈川県の有権者数≒六百八十万人(総務省)。前回の知事選で黒岩祐治(甲午)知事の得票数≒二百二十六万票。二つの差の票数≒四百五十四万。


神奈川県知事選は、四月九日が投票日。第二十回『統一地方選』。以下が今回の立候補者・四名。


  • 「しらけ世代」黒岩祐治(六十八)知事;四期目を目指す。自民党・公明党・国民党が推薦
  • 「同」岸牧子(六十六);共産党が推薦
  • 「団塊世代」加藤健一郎(七十三);医師
  • 「ゆとり世代」大津綾香(三十);女子党の党首

撮影記事:岡本早百合

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