スマホ位置ゲー『信長の野望 出陣』へ「Mapbox」採用

【ビジネス報道】 令和五年四月三日にマップボックス・ジャパン(CEO︓高田徹)は、同社の地図開発プラットフォーム『Mapbox』がコーエーテクモゲームス(代取︓鯉沼久史)のスマホ向け位置情報ゲーム『信長の野望 出陣』のベースマップに採用された事を発表した。


本ゲームは、三月三十日に概要発表。四月六日まで「クローズドβテスト」のテスタを募集中。


Mapboxは、高度なデザイン性とカスタマイズ性、開発の簡便さや手厚い技術サポートにより、戦国時代のイメージ創出や安全なゲーム設計に貢献している。



実際に歩いて領地拡大

 本ゲームでは、実際に歩く事で自分の領地を拡大していく。現実の地図上に城や施設、武将達が登場し、実際に戦国の世を歩いているかの様な体験を提供。


また、武将の育成や内政による国力の強化等、「信長の野望」シリーズらしい要素も充実。歩いて集めた資源を使い内政で国力を強化し、育成した武将を使い合戦で勝利を目指す。


戦国武将や日本の歴史を作った数々の合戦が舞台となる「列伝イベント」を開催していく予定。歩いてミッションをクリアしながら、物語を進行していくイベント。テスト実施期間中は、列伝イベント「川中島の戦い」が開催中。


Mapboxの技術

 位置情報ゲームの背景には、膨大な地図データを活用。地図データは、道路の大きさや名称、歩行の是非、土地の用途や種別(建物・公園・河川)等、様々な情報でレイヤを形成している。


レイヤ毎にフィルタリングして非表示にしたり、ゲーム情報の搭載や画面加工を行い、ゲームの世界と現実世界をマッチさせたゲームをMapboxは提供している。


また、ゲームの世界への没入感を高める為には、ゲームイメージに合ったカラーリングやフォント等の地図表記のカスタマイズも必要不可欠。


Mapboxは、地図のカラーリングやフォントの種類、レイヤ数が多い事が特長。その為、自由自在にデザインでき、細やかなフィルタリングでゲームを作り込む事が可能。ゲーム毎の世界観に適した地図描画を実現する。



Playable Location

 また情報の処理スピードが速く、歩行や移動に合わせ、滑らかに表示できる。更に、アイテム獲得スポットやチェックポイントの配置を、立ち入り禁止区域や歩行不能な道路等を判断し、適切な場所のみに設置できる「Playable Location」データも提供している。


本ゲームでは、Mapboxの多彩な地理データ(Mapboxベクトルタイル情報)で、“戦国時代”をイメージした地図デザインの実現に貢献。


豊富な地図レイヤを基に、道や線路に焦点を当てた位置情報ゲームに適したタイルセット(Mapbox Streets v8)を提供し、遊び易さの向上にも貢献している。


「Playable Location」の活用に当たり、禁止エリアだけでなく、一般に開放していないエリアやゲームプレイに相応しくない場所(学校の校庭や競技場、スタジアム等)を同社で提供した上で、更に細かく調整する支援を行った。これにより、安全なゲーム環境への提供に貢献している。


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