『インボイス制度の中止を求める税理士会』始動

【社会・政治報道】 令和五年三月三十日に国会前にて『インボイス制度の中止を求める税理士会』は、「STOP!インボイス」を掲げて演説した。


以下が主な演説者。

  1. 「インボイス制度を考えるフリーランスの会」小泉なつみ(癸亥、写真上)
  2. 元自民衆議・安藤裕(乙巳)税理士
  3. 「神田どんぶり勘定事務所」神田知宜(己酉)税理士
  4. 声優の有志グループ「VOICTION」岡本麻弥(丁未)共同代表
  5. 「日本経済復活の会」池戸万作(癸亥)幹事
  6. 「れいわ新選組」多賀谷亮(戊申)衆議


ライタのなつみは、一児の母。「大手出版社から、やんわりとインボイス登録して下さいと言われました。この制度は世の中を良くする事は無いんじゃないか、と思います。」と主張した。




<財務省が目論んだ増税>

 安藤元衆議(写真上)は「インボイス制度が導入される事によって、全ての国民に影響があると正しく理解して頂きたい。」と強く主張。この制度は、「財務省が目論んだ全ての国民に対する増税なんですよ!!」と制度導入を中止したい。


神田税理士は、「インボイス制度ボイコット大作戦」を各種SNSを通して提案している。一つは登録ぎりぎり迄、登録しない。二つは、登録を取り下げる。「どんぶり勘定事務所」HPより、取り下げ書類の雛形を無償でDL可(最下部)。


「皆がやれば延期・中止が出来る。皆がやらなければ導入されてしまう。」と呼び掛けた。



政治の話しは、生活の話し

 声優の麻弥(写真上)は、「愛とか夢とか希望とか、アニメを通して伝えてきました。政治の話しは、生活の話しなんです。このまま刈り取られるのは嫌なんです。これから眠っていた国民が手を取り合って声を上げていきます。国民が主権者なんですから。」と、STOP!インボイスを訴えた。


池戸幹事(写真上)は、四年前に消費税増税に関する有識者会議で最年少有識者で参加。「増税に関して、(増税を)してはならないと強く訴えていたが、有識者として当時止めたれなかった事、本当に申し訳ありませんでした。」と公で謝罪した。


「税は財源でない」とTw等で発信をしている池戸幹事。税金は何の為にあるか?「インフレを抑制する為格差を是正する為が本来あるべき税金の姿。」と主張。このままでは「経済が悪化する。小規模事業者から税金を盗るな。」と語気を強くした。




<関係ない人は居ない>

 新選組・多賀谷衆議(写真上)は「消費税は預かり税ですか?」と問い、聴衆は「ちがーう!」と答え、「消費税に益税はあるんですか?」と問い、聴衆は「なーい!」と答えた。


とにかく増税したい。皆さん未だ気付いてない。インボイス導入されたら、関係ない人は居ないんですよ。無関係で居れても無関心で居れないのがインボイス。何としても皆で止めましょうよ。」と怒り、聴衆の団結を強くした。


元「静岡大」教授の湖東京至 税理士は、「免税で良い人を課税にして税金を盗る。これは何を意味するか?世の中に混乱を招く。」と指摘。



自分の事じゃないと思ってる人が多い

 「インボイス制度を考える演劇人の会」から一歳半の子どもを子育て中のひろせあや(写真上)は、「税制や政治・経済の話しを何も知らないまま生きてきてしまった私でさえ、この制度を知って何も得する事が無いと思いました。今まで蔑ろにしてきた事に、しっかりと向き合わなければならない。


皆が知らない間に静かに始まってしまったら、皆が損をする。自分の事じゃないと思ってる人が多いです。自分達の為、子どもの為、文化の為、日本の未来の為に声を挙げています。皆さん気付いて下さい。」と訴えた。


菊池税理士は「色んな税理士に今回の会があるから参加しないか、と呼び掛けると、もう決まった事じゃないかと言われました。驚きました。」と率直な感想を述べた。「税の専門家である税理士が、この問題を真摯に考えないと、税理士の使命が無くなってしまいます。インボイス反対活動は税理士の使命だと思います。皆で反対しましょう。」と訴えた。



同日に国会決起集会を開催。次回は、五月ないし六月。


撮影記事:岡本早百合

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