【政治報道】 節目となる第二十回『統一地方選』が終わった。兵庫「芦屋市長選」では日本国憲法の制定以来、史上最年少の二十六歳で「脱ゆとり世代」高島崚輔(丁丑)候補が当選。
維新の会(代表:馬場伸幸、吉村洋文)は、目標「地方議員六百人以上」を達成。公明党(代表:山口那津男)は、平成二十七年以来で全員当選を果たせず、当落ラインぎりぎりの候補者が多発。
衆参五補選では、自民党(総裁:岸田文雄)が四勝一敗。立憲党(代表:泉健太)は三戦全敗。維新は一勝一敗となった。
<若者・若手が三割を超えた議会は?>
報道府では、若き女性議員を増やすべく、東京圏の取材を敢行。先ずは前半戦から分析する。四十一「道府県議選」の女性当選者=十四㌫だった。以下が、今回新たに議会が刷新された、前半戦の東京圏における県議会・政令市議会の若者若手(二十五歳~四十四歳)率ランク。
- さいたま市議会=三十三.三三㌫
- 川崎市議会=三十二.一四㌫
- 埼玉県議会=二十二.五八㌫
- 横浜市会、千葉県議会=二十二.一一㌫
- 千葉市議会、神奈川県議会=二十.〇〇㌫
- 相模市議会=十九.五七㌫
報道府が目標とする三割を超えたのは、「さいたま市議会」と「川崎市議会」。各議会へ立候補してくれた若者・若手と投票してくれた報道府のユーザへ感謝を申し上げたい。
当選した若者の女性議員数
市議会よりも県議会の方が、当選難度が高い事が分かるだろう。若者議員は二十五歳~三十四歳までであるが、声を聴く対象は十八歳~三十四歳までと幅広い。他方、若手議員は三十五歳~四十四歳までで、声を聴く対象は同世代に併せて「子ども」も含まれる。
若者・若手は共に子育て世代。この世代が議会で少ない為に「出会いづらい」「結婚しづらい」「出産しづらい」社会となる。行政予算の分配が中堅・シニアに偏っている為だ(世代会計の較差)。
では、実際に当選した若者の女性議員数を確認しよう。
- さいたま市議会=立憲・永井里菜(三十)
- 川崎市議会=維新・高戸友子(三十四)&共産・斉藤温(三十二)
- 埼玉県議会=〇人
- 横浜市会=自民・増永純女(三十三)&深作祐衣(三十)、千葉県議会=〇人
- 千葉市議会、神奈川県議会=〇人
- 相模市議会=立憲・仁科なつ美(33)
独りvs五十九人の現実
「神奈川県議会」「埼玉県議会」「千葉県議会」「千葉市議会」の四議会に、十八歳~三十四歳の女性の声を代弁する議員は一人もいない。これで若者女性の声が行政に反映される訳がない。これが中堅・シニアが、若者女性へやたら何かと押し付ける主因となっている(仕事と子育てとリスキリングの同時実行や消費税等)。
しかしながら、若者女性議員がいる議会でも「さいたま市議会」では、一人で定数・六十の議会へプレゼンしなければならない。「川崎市議会」では二人で定数・五十六へ。「横浜市会」では二人で定数・八十六へ。「相模市議会」では一人で定数・四十六へ。
各議会において明らかに絶対的に不利な状況である為、報道府は東京圏の若き女性議員達をバックアップしようと考えている(政策実現やハラスメント被害等)。
その際には、報道府の若きユーザ達も今回の『統一地方選』の様に、取材記事や取材映像をシェアし、超少数の若者女性議員をバックアップして欲しい。彼女達へ協力・協調する若き男性議員達も、併せて取材を敢行する予定。
記事:金剛正臣
画像:bizlinTV
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