外環の東側が全開通、トンネルで六百人が乾杯

【社会報道】 平成三十年六月一日に千葉・市川にて、東京外かく環状道路(千葉県区間)整備促進市川・松戸市民会議が二日に東京外環自動車道(外環)の三郷南ICから高谷JCTが開通した事を記念してトンネル体験前夜祭『東京カンパイ自動車道』を開催した。


同区間は国交省(大臣:石井啓一)と東日本高速道路(代取:廣瀬博)によって進められていた。外環はC3とナンバリング。今回の開通で東側は全て開通し、残るは大泉JCTから先の西側のみとなった。開通した南側の高谷JCTは首都高速湾岸線(B)に繋がる「東関東自動車道(E51)」と接続。成田空港に繋がる。北側の三郷南ICは左回りで順に「常磐道(E6)」、「東北道(E4)」、「首都高速埼玉大宮線(S5)」と「関越道(E17)」と接続する。


 同区間の都市計画は昭和四十四年に開始。事業用地の取得から開通までに半世紀を要した。今回の開通により、高谷JCTから三郷JCTと川口JCTが共に二十六分の短縮。大泉JCTまでは都心ルートより十八分の短縮となる。都心交通の円滑化、物流の生産性向上が期待できる。二日の記念式典で石井国交相(戊戌)は首都圏三環状道路の早期完成に向けて全力で取組む旨を伝えた。三環状は首都高速中央環状線(C2)、外環と首都圏中央連絡自動車道(圏央道、C4、一部E66)。


イベントには一般公募の四百名と関係者二百名の計六百名が開通前のトンネルに集まり、二百㍍のテーブルを設置。一緒に乾杯をして開通を喜んだ。イメージカラーである青と緑のLED風船で演出し、トランペットによる演奏も行われた。参加者はトンネルをスクリーンにした映像演出や関係者による説明を受けた。


尚、外環の西側である大泉JCTから東名JCTの開通は二年後以降の予定。その先の全開通となる湾岸との接続は未定。


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