【芸術報道】 令和五年六月十三日より東京国際映画祭(TIFF)/ユニジャパンは、中学生を対象とした映画制作ワークショップ 『TIFFティーンズ映画教室 二〇二三』の参加者を募集する。夏休み期間に開催。本年で七年目。
第三十六回TIFFは、十月二十三日~十一月一日に開催。
今回は、「映画の未来の開拓」を重要なテーマの一つとして掲げている。映画を「見る人、作る人を育てる」事を目的としたユース部門の特別企画として、全国各地で子ども達を対象に映画鑑賞・制作ワークショップを開催してきた「こども映画教室(代表理事:土肥悦子)」と共に、実施する。
特別講師は、映画「宮本から君へ(二〇一九)」「ディストラクション・ベイビーズ(二〇一六)」の奇才・真利子哲也(辛酉)監督。氷河期世代。以下はコメント。
小学生の頃、父がテレビで録画した映画をよく一緒に観ていました。映画館にも連れていってもらって、知らない内に映画は特別な体験だと思う様になりました。
中学生になって家の近くのレンタルビデオ店で自分から映画を観る様になって、高校生の頃にはぼんやりと自分が好きな映画ができて、大学生で初めて映画の話をする友達ができて、サークルの8mmカメラで短編映画を作り始めました。
気の向くままに遊んでいたあの頃の短編映画は、今でも僕の代表作です。映画は十人十色で正解も間違いもなかったりするから面白い。
どんな映画にも良い所があるもので、デタラメなものこそ素晴らしかったりする。夏休みの子ども達が皆一緒になって、分からない事は考えて発見しながら、映画の奥の深さをトコトン遊び尽くしたいと思います
本ワークショップでは千代田区にある施設を拠点として、中学生がプロの映画監督やスタッフと共に本格的な映画づくりに挑戦する。完成作品は、本年度のTIFFにてワールドプレミア上映する。
尚、本年は映画祭期間中にティーンズ向けの映画制作ワークショップを開催している世界の関係者を招待し、「映画教育の未来を考える国際シンポジウム」の開催も予定。
写真:東京国際映画祭
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