【芸能報道】 平成三十年八月十五日に東京・渋谷にてブロードウェイ ミュージカルの金字塔と謂われるミュージカル『コーラスライン』の舞台撮影取材会が行われた。コーラスラインは昭和五十年に初演され、翌五十一年のトニー賞で最優秀ミュージカル賞・演出・振付賞・脚本賞・楽曲賞等の計九部門を制覇。ピュリツァー賞演劇部門でも受賞を果たした。
六十年にハリウッドでミュージカル映画化。初演版は約十五年の大ロングランの末、平成二年に閉幕した。十八年に初演版の演出・振付を踏襲したリバイバル版が開幕し、トニー賞最優秀ミュージカル リバイバル賞にノミネート。同公演のキャスティング模様を綴った二十年のドキュメンタリ映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」も大きな話題を集めた。
同リバイバル版の来日公演は二十一年、二十四年に行われ、今回が七年ぶりの来日公演となる。胸高鳴る音楽とダンス。ゴージャスな舞台セットや煌びやかな衣裳、スポットライトに包まれたスター。そんな脚光を僅かしか浴びる事がないアンサンブル ダンサ達の物語だ。その苦悩や挫折、年齢・容姿・人種といった自分らしさと向き合いながら、夢に向かって邁進する彼らのひたむきな人生が描かれている。
開幕に先駆けて舞台撮影取材会では、「One:Reprise」「At the Ballet」「What I did for Love」の三曲を披露した。一曲目は全員がゴールドの衣裳に身を包み、全員が一体となって踊るフィナーレの部分。晴れやかな笑顔と、全員が並んだラインダンスが強く印象に残った。同日に来日公演開幕。後に横浜、浜松、大阪、東京凱旋と順次公演を行う。九月九日まで上演予定。
尚、公式サポータには女優の真矢ミキ(甲辰)が就任。特別協賛はライオン(4912.T1)。
撮影記事:岡本早百合
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