【スポーツ報道】 平成三十年九月十六日に東京・大森にて三人制バスケットボールのプロリーグ『3×3.EXEプレミア』は、シーズンのクライマックスにあたるプレイオフ/ファイナルを開催した。タイトルスポンサは、米マーベル・エンターテイメント。
同社はウォルト・ディズニー・カンパニーの完全子会社で、世界有数のキャラクタをベースにしたエンターテイメント企業だ。スパイダーマンやアイアンマン等の八千以上ものキャラクタ(無体財産権)を保有し、七十五年以上に亘って様々なメディアを通じてコンテンツを提供してきた。同社は映画やテレビ等のエンターテイメント、ライセンシングと出版事業で大きな成功を収めてる。そんな大型スポンサが「3×3」に付いた。
六月から八月に掛けて全国十五都市で開催されたレギュラーラウンド(八大会)を戦い抜いたのは三十六チーム。先日のレギュラーラウンドの最終戦で進出チームが決定した。九月十五日のDay1は各カンファレンスの三・四位チームの計十二チームによって、トーナメント形式でプレーオフを実施。十六日のDay2はプレーオフ上位四チームに加えて、各カンファレンス一位・二位チームの計十六チームが頂点を目指し、トーナメント形式のファイナルの舞台で戦った。年間総合優勝チームは、中国・成都で開催される「FIBA 3×3ワールドツアー Chengdu マスター」に出場する。(写真は三位決定戦)
決勝では関東北ブロック代表「立川DICE」と中部代表「金沢ZETHREE」が白熱したバトルを行った。コートから観客席まで最短一㍍程の距離感で、日本最強の試合が無料でも観戦できた。試合の臨場感を肌身に感じる観客は選手の闘気をダイレクトに受け、触発されていた。真剣に向き合う両チームの迫力は凄まじい。
勝負の決め手となったのは、立川の選手がスリーポイントから打った二点シュート(写真上)。二十一点で勝利という「3×3」のルールで拮抗した対局を決めた。シュートが決まった瞬間、相手チームは膝から崩れ落ちた。
試合後、今後の国際大会でどこまで行きたいかをハイムは優勝チーム各選手にインタビュした。九番・池田千尋選手は「先ずは予選突破。行けるとこまで」。十二番・渡邉拓馬(戊午)選手は「出来るとこまで」。三番・ルーク エヴァンス(辛未)選手は「自分は出れないかもしれない。チームの活躍を祈ってる」。五番・ハッサン スティーブン選手は「自分は立川、日本を代表していく。目指すは優勝。」と意欲を示した。
二十三・二十四日の成都で日本代表となった立川はカナダ、チェコ、スイス、ハンガリー、中国、メキシコと対峙する。また十一月二十四・二十五日には宮崎にて海外で活躍するトップチームが集結する「ワールドゲーム二〇一八」が行われる。
撮影記事:岡本早百合
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