女優が十一名、タタカッテシネの舞台「レベル5ぐらい」はオムニバス劇

【芸能ニュース】 平成二十八年一月二十八日にタタカッテシネの第二回の公演となる舞台「レベル5ぐらい/アライズプロモーション」がスタートし、ゲネプロ後に囲み取材を行った。本舞台は女優やグラドル、十一名によるダンス・歌・芝居・トークが展開される。主演は、ホラー映画「ゆがみ。~呪われた閉鎖空間~/十影堂エンターテイメント」等に出演し、ドコモ・ヘルスケア(代取:和泉正幸・土倉一範)に広告起用された末永百合恵(己巳)。公演は三十一日まで。


表題の「レベル5ぐらい」とは、各々のシチュエーションにより数字のもつ意味や各々の捉え方や価値観が異なる、という事象からきている。例えば、RPGの“レベル5”は弱く、災害レベルだと最も危険なレベルになる。社会には様々な基準で数値が設定されている。こういった背景を元に、人生も各々が主役で脇役で、人の人生を体験するコトで主人公が成長していく様をオムニバス(多物語)形式で描く。技ありな舞台だ。作・演出はカワモト文明。



<クールの時代は終わった>

 囲み取材に応じたのは、初主演となった末永、今回は一日ゲストで次回よりレギュラとなる柳本絵美(壬申)、丸山藍香、前回も出演した白田ありさ(壬申)と酒井栞(庚午)の五名とカワモト。末永は今回のメンバで舞台に挑めるコトをとても喜び、良い意味での緊張感をもって本番に臨みたいと述べた。白田は演技以外にも大道具・小道具、パンフ等の美術に深く携わり独自のセンスを存分に発揮できた模様。主演に末永を抜擢した理由をカワモトは、「まず清楚に見える。そして、会話の中で真の強さが垣間見えた。」と答えた。クールが格好良い時代は終わり、ホットが格好良い時代に入ったと。末永は一見、“静”ながらも内に熱い“動”を秘めている様だ。


前回に引き続き、本舞台は人間のココロと成長に焦点を当てている。カワモトの得意とするジャンルの様で深いながらも、エンタメ性の強い舞台に仕上がっているだろう。主人公のココロの内と他人という人生にまみれ翻弄される様を注視すると、自身の人生に対して見えてくるモノがあるだろう。尚、「タタカッテシネ」の第三回の公演も七月に決定している。詳細は四月に発表される。



記者:荒田×撮影:金剛

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